リベンジ転職2019!求人倍率過去最高だからこそ

2019年2月27日

リベンジ転職

昨今の採用好景気の中、「リベンジ転職」を果たす20代の転職市場は活況化しています。

◎リベンジ転職とは?

「新卒入社時に希望する業界や企業に就けなかった者が意中の仕事を求めて転職活動を行うことを意味する造語」

引用:Wikipedia

キャリアトレインの転職サポート面談で、リベンジ転職を希望する求職者のお話を聞いていると、主に3パターンの“不”があります。

①不況期

2009年のリーマンショックや2011年の東日本大震災により、2010年卒~2013年卒くらいまで就職氷河期が訪れました。

転職(中途採用)でも求人倍率が低下し、不況期まっしぐらでした。

新卒でその頃影響を受けた方が30歳前後となっており、有効求人倍率1.61倍(2018年平均)時代の今、リベンジ転職に動き出しています。

②不明確

自分のやりたいことが明確に定まらないまま就職活動を進めた方は結構多いものです。

業界や企業研究が十分ではなく、興味のある仕事にどう挑戦して良いのかもわからなかったという方も。

社会人として働くうちに、やりたいことが明確になり、リベンジ転職を目指す方もいます。

③不採用

希望する業界や企業に入れなかった方がリベンジ転職を目指します。

そのまま新卒で落ちた企業への転職を目指すのか、さらにその上を目指すのか、リベンジの形は様々です。

基本的には新卒でないと入れない企業というのも存在するので、企業研究は改めて必要になります。

キャリアを引っさげて転職

2008年のリーマンショックに端を発した就職氷河期世代であるKさん(30歳)は、就活で失敗して大学を卒業してから2年弱フリーターをしていました。

24歳になる頃にテレビ番組の制作会社に入社し、アシスタントディレクターとして3年、ディレクターとして4年目になります。

小さい規模の番組では、自分の企画でディレクターとして一通りの経験を積み、規模の大きい番組でもディレクターとしてクレジットに名前が載っています。

30歳を機に、テレビ以外の映像制作に幅を広げたい、同時に給与などの条件も上げたいと思い、転職を決意しました。

そこで思ったのは、新卒の時に入れなかった某大手エンターテインメント企業への転職でした。

就職氷河期の頃には、この大手エンターテインメント企業でさえも採用控えがあり、エントリーすることも出来ませんでした。

Kさんは、経験者の若手ディレクター枠で採用され、給料も飛躍的にアップすることになったのです。

新卒で落ちた番組制作会社

2015年卒のNさんは、就職氷河期ではなかったものの、希望する会社に受かることが出来ませんでした。

Nさんが受けた会社は、独立系では3本の指に入る番組制作会社で、志望者も相当数でした。

その後、Nさんは何社か受けていたうちの1社に入社し、アシスタントディレクターとして4年弱となります。

新卒の時に入れなかった番組制作会社はNさんが大好きな番組ばかりを制作していて、何年経っても気になる会社でした。

その気になる会社に、今年思い切って転職したNさん。

テレビ業界での経験を積んだNさんは、大歓迎で迎えられました。

4年の社歴を捨て、新たな会社では一番下のADからスタートです。

それでも、憧れていた会社にリベンジ転職を果たしたNさんは大満足です。

一般企業からのリベンジ転職

ご紹介した2人は同業界の経験者としてリベンジ転職を成功させましたが、まったく異業界からのリベンジ転職もあります。

例えば、一般企業からテレビ業界に転職したAさんは、新卒の時にテレビ業界を志望していました。

もう1人、一般企業から芸能プロダクションに転職したBさんは、新卒の時に芸能プロダクションにエントリーしようかどうか迷って、結局は挑戦することなく一般企業に入社しました。

その時の後悔から、いつかは芸能プロダクションに転職しようと決めていたそうです。

最初に入った会社で人生が決まるわけではないので、転職することで叶えられる夢があるならば是非挑戦してみてはいかがでしょうか!

参考:2016年1月13日ブログ「新卒レベルでは意味がない!リベンジ転職の勘違い!」

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≪石川かおり≫

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