平成29年度新卒の平均初任給○○万円!番組制作ADと比べると???

2019年2月25日

外資系企業

「こんなに安いの!?うわぁ、僕は無理ですね、、、」

誰もが知っている某外資系企業でクリエイターをしている方と話す機会があり、番組制作のアシスタントディレクター(AD)の給与について話したところ、驚かれてしまいました。

ADの初任給は、額面で月額20万円ほどです。

大体この中に、会社の就業規則などであらかじめ決められたの時間分の固定残業代(みなし残業代)が含まれていて、みなし残業を超えた時間分の残業代が追加で支払われます。

例えば、みなし残業時間が月45時間と定められていて、実際の残業時間が60時間だった場合には、別途15時間分の残業代が追加で支払われるということです。

ADになりたての頃の年収は、240万円前後というところかと思います。

では、ADの年収が驚くほど低いのか?

大卒の平均初任給

平成29年度の大卒者の平均初任給は『206,100円』

手取り額は『167,228円』

出典:平成29年度賃金構造基本統計調査(厚労省)

大卒(新卒)の平均年収は200万円~230万円前後という調査結果があります。

ADの年収と変わりませんけど、、、

ちなみに、大卒(新卒)のボーナス平均額は?

夏:90,743円
冬:226,100円

夏は寸志程度とは言え、年々増加傾向にあります。

外資系企業の年収

とは言え、有名外資系企業に勤めている方から見ると、確かに違いは感じるかと思います。

外資系企業は年収を公開しているところはあまりないのですが、こんな風に言われています。

『日本企業の平均年収の約2倍』

ふむふむ、そうすると新卒で年収400万円以上というところでしょうか。

私が話したクリエイターさんは、キャリアを買われて中途入社した方なので、当然新卒とは比べ物にならないくらいの年収を得ています。

では、外資系企業は何でそんなにお給料が良いのでしょうか?

外資系高年収の理由

外資系企業が高年収である理由はいくつかあります。

・高収益をあげている大企業
・優秀な人材を囲い込みたい
・業績に応じたインセンティブがある
・英語でのコミュニケーションが必須
・解雇や契約打ち切りなどのリスクがある分高く設定
・退職金制度がなく、福利厚生が乏しい

高い語学力が必須であることはもちろん、成果主義による仕事の厳しさなど、高年収を得るには厳しい現実もあります。

日本企業から見ると、特殊な仕事環境である外資系企業と番組制作の仕事を比べるのは無理がありますが、スタートのきりやすさが年収の差になっているのかと思います。

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≪石川かおり≫

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