ADにも懸かっている!?テレビへの“信頼度”
いくらテレビ離れだなんだと言われているご時世でも、私はテレビが好きです。
つい先日、日本でもサービスを開始し、放送業界を震撼させた米国の動画配信サービス『Netflix (ネットフリックス)』や日本テレビの傘下になった『hulu』、ドコモ『dTV』など。
これらは「いつでも、どこでも、観たいときに観たいTV・映画を」というコンセプトで若者を中心に利用が増えているようですが、タダで観ることが出来る地上波、BS、ケーブルの番組の中だけでも、自分が観たい番組は十分セレクト出来ます。
それにしても、若者達は有料でも自分が観たい番組や映画があれば観るものなんですね。
スマホやネットにテレビ人気が取って変わられたとよく言いますが、地上波で放送している番組から離れているだけ・・・?
確かに、テレビっ子の私でさえ、観ていられない番組はよくあります。
制作している人達の顔が浮かぶのであまり悪く言いたくはありませんが、「それ一昨日ネットで見たし」と言うような、インターネットからの情報や動画の使い回しが目立つ番組は結構あります。
情報の速さで言うとテレビはけっして1番ではありません。
新聞に至っては、明日まで待たなくてはなりません。
こんな流れも:ワシントン・ポストが、記事のすべてをフェイスブックの「Instant Articles」を通じて公開
ただし、情報の“信頼度”はまだまだテレビや新聞が優勢という結果が出ています。
各メディアの情報の信頼度
1位「NHKテレビ」71.1点
2位「新聞」69.2点
3位「民放テレビ」60.2点
引用:財団法人新聞通信調査会(2014年調べ)
テレビへの意見は年々厳しいものになっていると感じてはいますが、震災の時に真っ先にNHKをつけたように、テレビが放つ正確な情報や社会的影響は責任と共に大きな役割を担っています。
報道・情報系の番組だけではなく、テレビで放送されるすべての情報に嘘や間違いがあってはいけません。
だからこそ、バラエティ番組の企画でも何日徹夜してでもリサーチを行い、情報の正確さを大切にしています。
自分の情報でさえ間違える!?
求人広告(会社名公開求人)への応募で、求人企業からこんなボヤキが聞こえてきました。
ほとんど番組制作のアシスタントディレクター希望者のようです。
卒業してるよね?
化×⇒科○
扶養家族は家族の数じゃないよ!意味がわからないなら調べようよ!
これはホンノ一例です・・・。
各社から話を聞いていると、間違いが目立つ応募は携帯アドレスの方が多いようです。
小さい画面からちょこちょこ打ち込んでいたら間違いもあるかも知れません。
「こんなこと」と思うなかれです。
番組制作ではアシスタントディレクターだって大切な役割を担います。
アシスタントディレクターが集めた情報に沿って番組が作られることだってあります。
情報の正確性を大切にするには、普段の生活から気をつけなければならないようです。
《石川かおり》