テレビ業界へ転職するなら○月が良い時期
転職するなら1年のうちで1番良い時期はいつでしょうか?
求人数が増える時期?
ボーナスを貰った直後?
これまでの傾向から一般的には、3~4月または9月~10月に求人数は増えます。
同時に転職希望者も増える傾向です。
理由は下記のようなことが考えられます。
①年度末の3月と、上半期が終わる9月は退職者が多いので補充募集する為。
②決算で人員計画の見直しや予算消化が行われる為。
※多くの企業は3月・6月・9月・12月に決算を迎えます。
③4月~8月は新卒採用選考に追われる為、前後月に中途採用を終えたい。
④6月~7月に夏のボーナスが支給される為、支給後の9月~10月に転職希望者が動き出します。
どの業界も働き手が足りない現在では、1年中さほど求人数に差があるとは言えませんが、8月はお盆休みの影響もあり、停滞傾向は見られます。
《POINT》8月は転職希望者も同時に増える時期ではないので、ライバルが少ない時期とも言えます。
テレビ業界へ転職する良い時期は?
番組改編に合わせて求人激増
テレビ番組は3か月を1単位(1クール)とし、4月・7月・10月・1月に編成が行われます。
この時期に新番組がスタートしたり、番組が終了となったり、スタッフが大きく変動することがあります。
改編時期ギリギリまで番組がどうなるかわからないことも多々あります。
番組制作会社各社の募集が活発になるのは、改編前が多い傾向です。
《POINT》すでにテレビ業界で働いている転職希望者も改編を目安に動き出します。同業他社に転職するなら、担当している番組に区切りをつけてから動くというケジメが大切です。
転職する為の準備
キャリアの棚卸し
これまでやってきたことを整理し、自分の強みやこだわりを抽出していく作業。この作業によって転職に際しての優先順位をつけることが出来ます。
(例)
第1位:給与UP
第2位:福利厚生
第3位:仕事内容
志望業界・求人を決める
キャリアの棚卸しによって希望が明確になったら、具体的に志望業界の求人状況や採用基準などの情報を収集していきます。
《POINT》自分ひとりでは得られない発見や、転職のアドバイスが必要ならば“転職エージェント”を利用するのが効果的です。
転職活動にかかる期間から時期を計算
希望や志望業界が絞り込めたら具体的に求人を探す作業を開始します。
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求人を見付けたら応募あるのみ!履歴書や職務経歴書の作成は万全ですか?
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書類選考(1~2週間)
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面接(1~2週間)
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内定(条件確認なども行う)
応募から内定まで1ヶ月は必要とするのが一般的です。
番組制作会社などは比較的スピーディー。
1週間以内ですべての結果が出る会社もあります!
内定が出てから現職の会社に退職意思を伝えると、そこから退職日まで2週間~1ヶ月かかることが多いと思います。
転職を決めてから実際に実現するまでに、トータルで1ヶ月~2ヶ月はかかるという想定が必要です。
20代は「1ヵ月半以内」(42.9%)「3ヶ月以内」(47.6%)が9割超
【調査概要】
■調査方法:インターネットによるアンケート
■調査対象:「エン転職コンサルタント」を利用している転職コンサルタント130名
■調査期間:2014年10月6日~2014年10月17日
《POINT》6月1日入社を目指すなら、4月中に動くべし!
転職は一人ひとりに合った良い時期(タイミング)がある
例えば、この4月に入社した新卒が「ふむふむ、秋頃に求人が増えるのか」といって転職を考えても、早期退職者のレッテルを貼られてしまうのがオチです。
単なるキャリアの浅い応募者として好条件は望めません。
転職はこれまでの自分が評価される場面です。
転職したい気持ちばかりが先行し、現状を疎かにして良い転職に結びつくとは考えにくいものがあります。
時期はあまり気にせず目安と考えて、早まった転職には注意してください。
《石川かおり》