ディレクター冥利!?憧れの某大物タレントが自分の番組に!
大好きな某大物タレントと一緒に仕事が出来たと喜んでいるディレクターのDさんとお話しました。
Dさんが小さい頃、人気絶頂一大ブームを作り、今もなお絶大な人気を誇るこの某大物タレントは、長年テレビ業界に居てもやすやすとお近づきになれるような方ではありません。
今回、なんとDさんの企画で某大物タレントがメインで出演してくれることになったのです。
しかも、これまでにちょっと観たことのないような内容で、某大物タレントにとっても挑戦と言えるような番組です。
某大物タレントとDさんは今回が初対面というわけではなく、いくつかの番組で関わりは持ってきました。
ただ、どれもが大きな番組で、ディレクターだけでも十数人いるようなものばかりでした。
たくさんいるディレクターの一人として番組に携わってきましたが、Dさんはなにせこの某大物タレントが大好きなのです。
短いワンコーナーでもアイディアを振り絞り、気合で臨んでいました。
いかに某大物タレントが画面の中で輝くことが出来るのか。
聞きようによっては若手ディレクターが僭越かも知れませんが、Dさんなりにありったけの愛情を某大物タレントに注いだのです。
その気持ちは周りに伝わります。
もちろん某大物タレント本人にも。
一度仕事で関わってからDさんは可愛がられるようになり、「お前の番組に出せよ」と嬉しいことを言われるようになっていました。
何年かかかり、Dさんの夢は叶ったのです。
先日、第一回目の放送を終えました。
私ももちろん観ましたが、Dさんの想いを聞いていたからか、画面の中は「この某大物タレントが好き好き好き大好き!」が伝わってくるようでした。
品の良い内容なのに大笑い出来る。
某大物タレントの持ち味が溢れていたのです。
テレビ業界で働いていると、憧れの芸能人や普通に生きていれば会うことのない有名人と一緒に仕事が出来るのです。
ミーハー心も大切だと私は思います。
だって、テレビ業界で働く特権ですよね!
そうそう、Dさんとはまったく逆のテレビマンもいました・・・。
その方はプロデューサーでしたが、自分の番組に頻繁に出演する某芸人さんがいました。
私はその芸人さんが好きなので、プロデューサーに「○○さんって面白いですよね~」なんて話をしました。
同意してくれるかと思いましたが、プロデューサーは「あんなやつ全然面白くないよ」なんて言うのです。
冗談かと思いましたが、続く言葉を聞いているとどうやら本気で言っているようでした。
何かあったのかも知れませんが、「あんなやつ」なんて・・・。
スタッフがタレントに愛情を注いでいる番組と、「あんなやつ」呼ばわりの番組とどちらが面白いでしょうかね?
《石川かおり》