信頼を失墜させる前職の悪口!テレビ業界は案外狭いぞよ
前職の悪口を転職先で言うのは御法度というのは想像出来るかと思います。
笑える範囲で面白おかしく話すのはまだしも、「あの会社潰れますよ」なんて・・・下っ端社員がわかるのか!ってくらいのことを平気で言う人もいます。
番組制作会社A社から番組制作会社B社へ転職したアシスタントディレクターのKさんは、転職先のB社で前職の悪口を言いまくっているそうです。
そういうことが私の耳にも入ってくるくらいですから、多分A社にも伝わっていると思います。
前職のA社へKさんを紹介したのは私です。
大学を卒業し、2年ほど決まった仕事に就いていなかったKさんですが、番組制作の仕事がしたいとキャリアトレインの就職・転職サポートを訪れました。
表面的にはしっかりした男性で、2年間フラフラしてしまったことを悔やんでもいました。
心機一転、テレビ業界で頑張りたいと誓うKさんに私も希望を持ったのです。
A社もそんなKさんの想いを汲み取ってくれ、無事入社となったわけですが・・・。
入社から1ヶ月もしないうちに、先輩社員と揉める出来事がありました。
簡単に言うと、Kさんが言うことを聞かないそうなのです。
何かと言うと口答え。
プロデューサーやディレクターにまで、「それやる必要あるんですか?」と言い出す始末。
皆さんのイライラも募っていきました。
5ヶ月目に入った頃、Kさんはいきなり出社しなくなりました。
3日間連絡すら取れなかったそうです。
しまいにはメールで「辞めさせて頂きます。」と一言。
そのメールの翌日、Kさんから電話がありました。
「B社に入ることになりました。」
KさんはA社にいる時から転職活動をしていたそうなのです。
この事実が悪いわけではありませんが、まともな形で辞めていないKさんの行動にはまったく理解が出来ませんでした。
聞けば、転職先のB社が「なるべく早く来てくれ」と言ってきたそうなのです。
だからって、バックれるなんて・・・。
B社が聞いたら採用したことを後悔するはずです。
ここから約1ヶ月後、KさんがA社の悪口を言いまくっているという話が聞こえて来たのです・・・。
後足で砂をかけて行ったKさんに前職の悪口を言う権利はありません。
まぁ、多分B社でも続かないと思うのでしばらくの話でしょうが、同じ業界での転職は誠実さに欠けることをしてはいけないと思うのです。
不義理を働いているKさんの未来は、テレビ業界にはないような気がしています。
《石川かおり》