大人になって痛感!?テレビ業界で問われる正しい日本語
2014年11月20日
ある番組制作会社では採用選考の際、応募者に『作文』を書いてもらうようにしています。
作文のテーマは「テレビ番組制作への想い」
履歴書の志望動機欄とかぶる部分もあるかと思いますが、あえて原稿用紙1枚程度の作文として提出してもらうのには理由があります。
内容ももちろん大事ですが、それよりも日本語が正しく使えているかを見ます。
若者言葉を連発、主語はどこ?、敬語がおかしい、「ら」抜き言葉、間違った接続語・・・etc
プライベートで使うメールやブログ、SNS等はどんな風に書いても良いかと思いますが、オフィシャルな場面で正しさを発揮出来ないようでは困りますよね。
人事担当者が最後まで読むのが苦痛になるレベルの作文は多々あります。
例①
番組制作アシスタントディレクター希望(28歳)
「これまでの人生を振り返って、なんか違うなと思ったんです。前職では希望して入った会社だからバネにできると思ったんですが・・・続く」
例②
番組制作アシスタントディレクター希望(24歳)
「私は困難は必ず越えれると思う人間です。バイトが忙しく寝れない時もありましたが、ただ観れる時にはテレビを観るようにしていました・・・続く」
小学校の読書感想文に始まり、大学の論文など、やって来た事には意味があるというのを痛感します。
テレビの世界で間違った日本語は大きなNGが付きます。
間違った日本語がテロップで出てしまうことがたまに起きますが、スタッフはどれだけ怒られるのか想像しただけでもゾゾゾです。
一度書いた文章を音読してみると、「なんか変?」と気付くことがあるかと思います。
いきなり「国語力をつけよう!」いうのは難しいですが、自分の書いた文章を見直すことから始めてみませんか?
《石川かおり》