番組スタッフのモチベーションの高める『特番手当』!?

2014年11月19日

「特番手当!?」

テレビ番組制作スタッフは、普段の担当番組(レギュラー的な)に加え、特番の季節になると掛け持ちになることが多く、その負担は計り知れません。

だからこそ特番制作にも加わった場合に『手当』が出るということです。

これって普通?

ではありません!!!

ある番組制作会社は今年からアシスタントディレクター(AD)に『特番手当』を支給することにしたそうです。

以前から支給していた会社も何社が知ってはいますが、まだまだ少数です。

『手当』ではなく、ボーナスとして頑張った分を乗せる会社はありますが、ボーナスがない会社もまだまだたくさんあります。

大企業も中小企業も仕事である限り、種類は違えど辛さは同じだと思います。

ただ、大企業の社員が早期退職する割合は中小企業と比較すると少ないと言えます。

なぜでしょう???

答えがポーンと出るものではありませんが、『待遇面』は無関係ではないと想像しています。

100%かどうか知りませんが、残業したら残業代が支給されます。

休日出勤したら休日出勤手当。

家族が増えたら家族手当。

住宅手当になんちゃらかんちゃら・・・。

法律で決められている当然の権利以外にも、諸々の手当が付く会社はやはり大企業が中心です。

だからこそ辛いことがあっても踏ん張れるし、辞めるわけにはいかないと思えるのです。

ディレクターを目指す男性

番組制作業界で一番大きい会社でも厚い待遇とは言い切れません。(テレビ局は別)

「そんなものを求めて志す業界ではない」ということが、こういった事実でハッキリするわけですが・・・。

そうは言っても頑張りや過重労働に対しては、それなりの評価が欲しいとどこかで思う瞬間はあるはずです。

「売れっ子ディレクターになって稼ぐ!」という気概のある方は頼もしいですが、多くのADは目の前に積み重なる仕事量に押しつぶされて業界を去っていきます。

去っていくADに対して、「会社がこんなに良くしてあげたのに」「手厚い待遇をしていたのに」ということはあまり聞かれません。

スタッフをつなぎ止めるのは決してお金だけではありませんが、『特番手当』のようにスタッフのことを考えていることがわかる会社は信頼に値すると言えるのではないでしょうか?

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《石川かおり》

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