テレビ局のロビーでわかる人間模様!?
ここは汐留日テレタワー2Fロビーである。
日本テレビ局内出入自由の入構証を持っていない来客者は
必ずここの受付を済まさなければならない。
とにかくこの受付が厳しい。
日テレ局内のだれかとアポを取っていないといけないので、
受付からアポ相手に電話をかけて確認した時に、
ちょっとでも相手がいないと待たされる。
アポをわかってくれているスタッフさんが、
代わりに出てくれる場合もあるので助かるのだが。
新築マンションのオートロックが当たり前になった現代だから、
色々な事件に発展しやすいテレビ局の警備がスカスカなわけはないのだが、
日テレ限らずテレビ局はどこも厳しい。
これは、1994年(平成6年)に起こった『日本テレビ郵便爆弾事件』が
警備強化のきっかけになったという噂も。
さて、この2Fロビーは何かと待ち合わせスポットとしても使われる。
◇番組出演のオーディションに来た人達
ロビーが気合いの入った女子達のメイクルームと化す事もある。
さらにこれが子役オーディションともなると保護者付き。
突然アピールの練習が始まったりする。
お母さん達の必死さと子役達の温度差が面白い。
◇局内で働いている派遣スタッフの様子を見に来た派遣会社の人達
待ち合わせしてそのままロビーの角にあるエクセルシオール カフェに流れるのが定番。
カフェが悩み相談室に早変わりするのだ。
◇スーツを着た、いかにも面接ですという若者
私は、新たに日テレ局内で勤務する
アシスタントディレクターとの面接もここで行った事が何度もある。
◇様々なジャンルのセールス
どこぞの偉い人という雰囲気のおじさま達が挨拶周りで溢れる事もある。
テレビ局員の方もぺこぺこ。おじさま達もぺこぺこ。
どちらも偉そうにせず、持ちつ持たれつ。
こうやって仕事の人間関係は築くものなんだと勉強になることもある。
ビジネスが繰り広げられている目の前をADが疾走して行ったり、
ポスプロ(映像編集所)帰りのADや編集アシスタントが、
大量のテープの入った袋を提げて大変そうに歩いていたり。
テレビ局内に入らなくても番組スタッフの仕事っぷりも見れてしまう。
タレントさんは別の出入口を使う事が多いので、そんなに頻繁には見掛けない。
ちなみにこの点ではNHKは凄い。
タレントさんも同じ出入口を使うのが通常なので、ふら~と大物タレントが横切る事もよくある。
私は松ケンがすぐ隣にいたのにまったく気が付かなくて残念な思いをした事がある。
私以外の人はみんな気付いてたのに・・・。
話を日テレに戻すと、
タレントさんにはなかなか会えなくても、アナウンサーは普通に見掛ける。
「テレビに出ている人」には変わりないので私はついついテンションがあがるのだが、
あまりにも普通にいるので誰も騒がない。
先程のエクセルシオール カフェでお茶してる。普通に。
ここでよく見掛けるのはリポーターの阿部祐二さん(笑)
多分スッキリ終わりなんだと思う。
テレビの仕事に興味のある方はまずはテレビ局に遊びに行ってみては?
フジテレビやTBS、テレビ朝日も番組で使われた小道具やセットが並んでいたり、
来客者を楽しませるポイントがたくさんあるのだ。
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