「ADか番組制作をしたい」???仕事の全体像を知って希望を整理!

2014年9月24日

テレビ番組制作の仕事を希望する方とは数え切れないほど面談をしてきましたが、先日お話した女性は珍しい感覚の持ち主でした。

キャリアトレイン就職・転職サポートにご応募頂いた時点では、番組制作アシスタントディレクター(AD)希望とのことで来社されました。

食品関係の仕事をしているKさん(22歳)は、学生時代から興味のあったテレビ業界に改めてチャレンジしようと考え転職活動中です。

だけど、何だかお話していて噛み合わないのです・・・。

Kさんは、「ADか番組制作をやりたい」と言うのです。

ADは番組制作とイコールと言うか、番組制作におけるポジション名と言うか・・・。

分けて考えるものではないので、最初は意味がわかりませんでした。

よくよく聞くと、ADの業務の中にある、「手配」の仕事がしたいと言う事がわかりました。

仕事内容に書かれているこれ↓

(求人例①)

【具体的な仕事内容】
●リサーチ、各種交渉
弁当や小道具などの発注
●ロケ・収録の準備
●撮影現場での進行・サポート
●映像編集補助
●MA(音声編集作業)から納品など

(求人例②)

<具体的には>
リサーチやロケ場所の選定、取材交渉、スタジオ収録、
会議室や収録時のお弁当などの各種手配、編集・音入れ作業などを行います。

Kさんは、「何かを用意する仕事」がADの仕事であるとイメージしているようなのです。

つまり、企画とか編集とかは、「番組制作」という仕事なのだそうです。

間違いではないのですが、AD業務のホンノ一部分をピンポイントで希望してしまっている状態です。

小道具

以前、Kさんと同じようなイメージを持つ方が居た事を思い出しました。

上記の求人例①で言うと、一番下の「MA(音声編集作業)補助」をピンポイントで希望した方がいました。

【具体的な仕事内容】
●リサーチ、各種交渉
●弁当や小道具などの発注
●ロケ・収録の準備
●撮影現場での進行・サポート
●映像編集補助
MA(音声編集作業)補助

音楽が好きだからと言う理由で、MA業務は音に携われると思ったそうです。

間違いではない!

でも制作(AD希望)ではなく、映像技術さんですね。

MAアシスタントを希望するべきでした。

いつどんな形で花が開くかわかりませんし、業務の一部にピンポイントで興味を持つのは悪いことではありませんが、ADはすべて出来るようにならなくてはなりません。

希望する仕事の全体像をもう一度確認し、自分がどうなっていきたいのか想像してみてはいかがでしょうか?

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≪石川かおり≫

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