週に本を何冊読んでいますか?芸能マネージャーに求められる能力とは!?
キャリアトレインが入居しているオフィスビルは、TBSの関連会社が多く入居しており、お隣さんはドラマの制作会社です。
そのドラマ制作会社では何か取り決めがあるのでしょうが、集中して来客がある日があります。
スーツの男女がずらりと廊下に行列しています。
若い方もいればベテラン風の方、楽しそうに談笑している方、無言でじっとしている方。
一体何の集団だろうと思うくらい統一感のない集団です。
しばらくすると本のような冊子を真剣に読み始めます。
イスなどないので地べたに膝をついている方もいます。
そう、この方達は芸能プロダクションのマネージャーさん達なのです。
ドラマの台本閲覧をして配役を得る為に集まっているのです。
これはNHKの局内(ドラマ制作部)でも見かける光景です。
もちろん決まった日以外にも足しげく通い、
自社のタレントの役を得ようとマネージャーさん達は日々努力しています。
作品の台本を閲覧し、その内容を理解した上で、
役柄に合うタレントのプロフィール(宣材資料)をすかさずドラマ制作会社のキャスティング担当者に提出するのです。
ここからわかることは、芸能マネージャーの仕事は『読解力』がなくては成り立たないということです。
以前、某芸能プロダクションにお邪魔した時、
その会社の社長がおっしゃっていました。
「マネージャー志望者には週に何冊の本を読むのか聞いている」
漫画やビジネス本、自己啓発本も悪いわけではないのですが、
やはりドラマ台本を読み解く能力はストーリー性のある小説で身につくとのこと。
昨今、活字離れが叫ばれていますが、
実際はインターネット上で文字情報に触れる機会は多いです。
小説や物語はネットの中でも存在します。
物語に触れる手段はこの際何でも良いでしょう。
小説などの物語(活字)を読むことで、人間のあらゆる能力を高めるとまで言われています。
読解力はもちろん、想像力が鍛えられ、共感性の発達、語彙力の向上、文章力が身につく!!!
これらが芸能マネージャーにはなくてはならない能力なのです。
しかも前述した通り、台本を読んだらすぐにアクションを起こさなくてはなりません。
スピードも要求されます。
さて、芸能マネージャー志望の皆さんはどれだけ活字に触れていますか?
芸能マネージャーの仕事だけではありません、
映像制作やクリエイティブな仕事には上記の能力は必須です。
少しだけでも良いので日常に活字と言うスパイスを入れてみると、
人間的な魅力もアップするかも知れませんよ。