強敵!?細かさがあだになる!女性上司のトリセツ
企業VP( 企業のPR・プロモーション映像)やTV-CMを制作している映像制作会社に、約1年前に入社したKさん(女性)から久々に電話をもらいました。
Kさん「石川さ~ん、私もうダメですぅ・・・」
私「え?え?何が!?」
聞けば、Kさんはこの会社を辞める決意をしたそうなのです。
理由は簡単に言うと、
「社長が細かすぎる」
この会社の社長は女性。
見るからに「デキる女」という雰囲気の社長は、
長い業界経験の中で苦労されてきた方です。
ただ、何でもご自身で確認しないと気が済まないところがあり、
何をするにも社長の許可が必要とされ、
メール1つも社長のチェックがないと送れないそうなのです。
服装や言葉使いもいちいち指摘されるので、
社長に指摘されないようにすることに気疲れしてしまったそうです。
そろそろベテランの域に入ってきているKさんには耐えられませんでした。
大概、女性の上司というのは細かいものです。
仕事の男も女もあるかい!
あるんです。
男性と女性、どっちが良い悪いではなく、
その性質はまったく違います。
女性上司は相手の為を思って細かい指導・指摘するのでしょうが、そのやり方が煩わしいと思う方がいることも事実です。
今やどこの業界でも女性が活躍しています。
男性よりもパフォーマンスを発揮する時代になったのは良いのですが、
人を育てる点においてはなぜか良い例を聞きません。
昨年『週刊東洋経済』のアンケート調査でもこのような結果が出ています。
女性上司は「働きづらい」43%
理由は「感情的だから」
男性のように働く「バリキャリ女性上司」から「私のように働きなさい」と言われ、「自分にはムリ」と意欲を失った。
「ヒステリックな発言が職場の空気を悪くした」など、やはり感情面を理由とした問題点が多いようです。
先述のKさんも、社長と同じレベルを求められた結果、疲れてしまったとも言えます。
では女性同士に対して部下はどうしたら良いのでしょう?
「部下が上司をマネジメントする!?」
“ボスマネジメント”と言うそうです。
よほど理不尽じゃない限り、歩み寄るのも一つの手。
一歩譲って、主体的にコミュニケーションを取ること。
女性管理者の理解者となる。
う~ん、色々なコンサルタントの方達がこのように言っていますが、
実際難しいですよね・・・。
とにかく!
合わないから辞めようではなくて、お互いの歩み寄りは必要です。
探りあいや取り繕いをやめて、腹を割って話せれば良いのですが・・・。