「キラキラワード」!?転職ジプシーが生まれる蜜の言葉とは

2013年12月19日

今週17日(火)のYahoo!ニュースでご覧になった方もいると思います。
従業員の目標を達成させるため現場に入り込む経営コンサルタントとして活躍中の
(株)アタックス・セールス・アソシエイツ横山社長の記事

「「綺麗ごと」を真に受けるな! 「キラキラワード」が日本をダメにする」

「キラキラネーム」は最近良く聞くけど、「キラキラワード」!?

以下、記事引用

世の中にあふれる「綺麗ごと(きれいごと)」のキャッチコピーだそうです。
小さな労力で大きな成果を手に入れたい、
楽してお金儲けしたいという「射幸心」を煽るコピーが多すぎて、人を迷わせます。
勘違いさせるのです。

横山社長はこれを「キラキラワード」と表しました。
キラキラした「綺麗事(きれいごと)」だからです。

「キラキラワード」の代表例
「射幸心」を煽る「キラキラワード」の代表例↓

☆「無理しないほうがいい」

→ 特定の事情がない限り、無理ができるのなら無理をしたほうがいいときが多いはずです。
無理をしないと、結果的に無理がきかなくなります。
筋肉と同じで、ドンドン「ストレス耐性」が落ちていきます。

☆「頑張らなくてもうまくいく」

→ 同上。自分のできる範囲、やれる範囲で何事も実践していると成長しません。
何事も、頑張らないといけないときがあるのです。

☆「楽しいと思える仕事を見つけろ」

→ 成功者が発する最も多い「キラキラワード」。
人が幸福感、充足感を覚えるのは過去との相対評価です。他人との比較ではありません。
過去できなかったことができた。昔苦しいと思っていたことが楽になってきた。
その相対評価によって自分の成長を実感するのです。そうしてはじめて「楽しい」と感じるのです。
「ひたむき」に頑張っていた人が何事も楽しいと思えるわけで、
掲げた目標を達成した過去がまだ少ないのなら、
楽しいと思える事柄はかなり限定的になってしまいます。

☆ 「心の底からやりたいと思えることだけやればいい」

→ 同上。「やりたいこと」「やるべきこと」「やれること」の3つを並べたとき、
「1.やるべきこと」「2.やれること」「3.やりたいこと」の順序にならないといけません。
まず「やるべきこと」を実践し続けることで自分の「やれること」が増えていきます。
そうして「やりたいこと」ができるようになるからです。

 

 

なるほど・・・。
まともに社会人をやっている方からみれば、「ぷっ」と笑っちゃう話しですよね。
「頑張らなくてもうまくいく」って!!!
頑張ってもなかなかうまくいかないのに・・・。

「楽しいと思える仕事を見つけろ」
「心の底からやりたいと思えることだけやればいい」
そりゃ~それが出来たら最高にハッピーですが、

「仕事は楽しいもんじゃない!!」(怒)というのが大半の大人の意見だと思います。

ただ、マスコミ業界に至っては、
特にキャリアトレインのクライアントと接していると、
「仕事を楽しい」と思っている方が多いからやっぱり不思議な世界です。
「楽しい」の裏には何百倍の「苦しみ」が隠されていますが、
好きなことを仕事にしている事実はあります。

あるイベント企画・制作会社の社長は、
業界の人手不足感について話している時、
「楽しい仕事なのになぁ・・・」とつぶやきました。

この方を見ていると本当にそうなのだろうと想像出来るのです。

あるテレビ番組制作会社のプロデューサーは、
「他の業界は無理、この仕事が楽しくて」
とおっしゃっていたのが印象的でした。

求人広告やインチキくさい自己啓発本に書かれているような、
無条件に「楽しい」「楽しい」を煽るキャッチコピーや、
一生自分探しですか?と思えるような、
「やりたいことを見つけましょう!!!」
などという「キラキラワード」は確かに罪だと思います。

表面的には楽しくて結構!
ただ、その裏にある苦悩や闘いの末に得た何かを若者に伝えていければと私は思います。

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