ベテランスタッフの安定感を再発見!採用成功のカギは対象年齢を広げることだった!?
「20代はダメだ(怒)」
普段からお世話になっている某映像技術会社の社長からの電話。
聞いてみたところ・・・
最近、『制作デスク職』の募集をかけていて、
アシスタント的な役割なので20代に絞って探していたそうなのですが・・・
電話やメールで面接の連絡をしてもうんともすんともない
面接の約束をしても連絡もなしにドタキャン
ほとんどの応募者がこのような状態だったらしく、
社長は怒り心頭で私に相談のお電話をくれたのでした。
「今時の20代はみんなこんななのかね?」
そう問われて私は返事に窮してしまいましたが、
実際の同じようなお話を企業からよく聞くのも現実です。
逆に「昔はこのようなことがなかったのか?」
と思うほど、応募者の不誠実な対応に慣れてしまっているくらいです。
さて、こちらの社長は続けてこう宣言しました。
「対象年齢を広げて探したいと思う」
募集方針を変更し、正式に求人の依頼を頂いたのですが、
私は内心ガッツポーズ。
今回の募集職種は20代である必要はないと思ったからです。
テレビ業界のアシスタントディレクターなどと違い、
体力的に無理のあるポジションでもなければ、
パソコンスキルや社会人力を必要とする『制作デスク職』
もう少し幅広く探した方が良い方に出会う確率が上がるはずなのです。
「給与の問題」や「上司が年下になってしまう」などの理由から
若年層に絞った募集が多いのですが、
変な気を使う必要がないベテラン勢もたくさんいるのです。
20代と違い、色々な意味で安定しているので、
バックレるなんてほとんど聞いたことがありません。
ちなみにキャリアトレインでは私が一番年下です。
一応!?社長なのです(笑)
それぞれその年なりの意見を持っていますが、
意見の相違は社内を活性化させます。
仕事はきちっとするし、年上の部下達に物すご~く頼っています。
あるケーブルテレビ局に50歳近いディレクターを派遣したことがあるのですが、
派遣先の正社員達がこぞってこのディレクターを頼るようになりました。
実力があって人間的にも大きいベテランディレクターに皆で心酔しているようです。
今日も30代半ばのアシスタントプロデューサーと面談をしたのですが、
テレビ業界での経験もさるころながら、その包容力に非常に安心感を抱きました。
立派で責任感のある20代の登録者はたくさん見てきているので、
「20代はダメだ」は極論ですが(汗)
ただ、実力と経験を兼ね備えた安定感のある30代以上のベテランスタッフ達にも、
採用企業は是非広く門を開けて頂きたいと願うばかりです。
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