求人内容を読み解く事で書類選考を効率的に通過させる

2013年10月1日

求人サイトや企業のホームページに掲載される求人情報や採用情報。
また、人材紹介会社やハローワーク等で受取る事が出来る求人票。

求人の表現方法は、企業によって大きく異なります。
共通した表現はあっても、ニュアンスが異なる場合がありますので、注意が必要です。

例えば。。

◆未経験者歓迎
◆未経験者応募可
◆経験者優遇
◆経験者歓迎

上記はいずれも大なり小なり未経験者にチャンスがあるように思えますが、同等にチャンスがあるのかと言われればそうでもありません。

未経験者歓迎

これを前面に押し出している場合は、未経験者にも大いにチャンスがあると言えるでしょう。
ただし、待遇などを考えればある程度採用年齢に制限がありそうです。
年齢よりも経験に応じた待遇を提示したい企業側としては、同じ未経験者であれば出来るだけ若い方を採用したいと考えます。
例えば「未経験なので、給料は最低でも構いません」と本人が言ったとしても、さすがに30歳を超えた方を最低レベルの待遇で採用するのは気が引けます。
もちろん教育や指導のしやすさから考えても、企業が少しでも若い方を採用したい事が想像できます。

未経験者応募可

これは基本的に経験者を求めている可能性が高いのですが、特殊な職種等の理由で経験者の応募があまり見込めない恐れがあったり、未経験者でもポテンシャルが高いと判断出来れば採用を検討したい場合に使われる表現です。
ですので、未経験者がやみくもに応募しても書類選考を通過できない場合があります。
応募書類である程度ポテンシャルの高さをアピール出来なければ難しいかも知れません。

経験者優遇

「必ずしも経験は問いませんが、とにかく経験者であれば待遇面で優遇しますよ」と言う内容。
出来れば経験者を採用したいと言う企業側の願望も読み取れますが、そこまで強い拘りがあるわけではないようです。
未経験者にももちろんチャンスはありますが、ライバルは経験者かも知れません。
大げさに言ってしまえば「ギャラの高い出来あがった経験者よりも、これから飛躍する可能性を秘めた未経験者の私を採用した方が得ですよ」と企業にアピール出来れば勝ちなのです。

経験者歓迎

歓迎はされないまでも、未経験者でも応募は出来るよね?とも考えられますが、未経験者にはかなりハードルの高い求人と言えそうです。
特に、必要経験等が明確に記載されていればなおさらです。
この選考にぜひとも食い込みたい!と言う未経験者の方は、応募書類で少しでも近しい(と思われる)経験やスキル、知識をアピールする必要があります。

上記はあくまでも経験を例にとった内容ですが、表現方法やニュアンスは企業によってまちまちです。

様々な求人票

年齢制限の記載についてもよく質問を受けますが、企業が30歳までと採用年齢に制限を付けていたとして、例えば1歳2歳程度のオーバーは実はそれほど問題ではありません。
ただ、ここで25歳と30歳の応募者が同等に選考されるとは限りません。
年齢が高まるにつれ、求められる経験やスキルが増す可能性があります。
年齢制限禁止の原則があるため、明確にその内容が記載されない事が多いのですが、企業の求める採用年齢を超えていたとすれば、
それ相当のレベルが求められているのが現状です。

※年齢制限については例外事由を除き原則禁止されていますが、応募者が求人情報から応募資格を判断する事が難しくなったため、よく分からない理由で書類選考を通過できないケースが増えています。

求人の記載内容から企業の求めるレベルの詳細まで読み解く事は困難ですが、キャリアトレインでは各担当営業が求人企業に採用対象となる人物について詳細をヒヤリングしています。
求人内容に気になる点があれば、お気軽にご相談ください。

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