ホンノちょっとのテクニックで明暗が分かれる自己PR文の書き方とは!

2013年7月3日

「私は学生時代、美術大学の油絵科に在籍していましたが、あまり上手な方ではなく、毎日4時間以上の練習を続けたところ、卒業するころには学年の上位に入ることが出来ました。
また、美術以外の世界にも積極的に目を向けています。
他大学のボランティアサークルに所属し、日本各地で活動しました。」

ん、ん???

つまり、何がしたいのな・・・?

上記はある企業に届いた履歴書の自己PR欄の抜粋である。
ザッと目を通して、思わず突っ込んでしまった。

しかもこの自己PRは全体のホンノ一部。
実際の文章は1000文字を超える長文だった!

自分がどんなに頑張り屋なのか、負けず嫌いなのか、コミュニケーションを取ることを厭わないのか・・・。
そのようなことが経験談と共に書かれていた。

これらは自己PR文の基本形のように言われているが、マスコミ業界志望の場合、あまりにも目指す職種と関係ないことを語られてもピンとこないのだ。

読み進めても、結局何がしたいのかがまったく伝わって来ない。

テレビ番組制作会社宛の履歴書なので、多分アシスタントディレクターへの応募なのだと思うのだが・・・。
テレビ番組のことは一切書かれていないし、なぜテレビ業界なのかもわからない。

志望動機欄など、その他の欄に書いてあるなら良いのだが、見当たらない。
この自己PRだけを見て、テレビ業界への志望度を図るのは無理がある。

そして企業の採用担当者は、このズラズラ長い学生時代の思い出話を延々と読まされるわけだ。
短すぎる自己PRも考えものだ↓

「テレビの世界に限らず幅広く経験したいです。やる気だけは誰にも負けません。」

で、でたぁ~~~!!!

「やる気だけは誰にも負けません。」

これは就職活動で言ってはいけないNGワードなのだ。

熱意が溢れているようでいて、まるで中身がないことがバレちゃうワード。
辛辣なマスコミ業界の人間達は意地悪く言い放つだろう・・・、

「誰と比べて?」
さらに、正直過ぎる自己PRもどうなのか(汗)↓

「学生時代はほとんど遊んでいて、勉強などはしませんでした。
そんな時就職という壁にぶつかり、自分のやりたいことは何だろうとずっと考えていましたが、それでは答えが見つかりませんでした。
しかし、自分の好きなことは何だろうと考えた時、それはみんなで集まってパーティーをしたりすることでした。
その自分の好きな事を是非仕事にしたいと考え、イベント企画会社などに就職したいと思いました。」

きっとこの方の正直さをかってくれる企業もあるかも知れないが、万人受けはしないだろう・・・。

さて!そろそろ良い例を登場させよう。

「私は何事にも積極的に取り組み、どんな苦境に立たされても前向きに考えることができます。
以前インターンシップでテレビ番組収録のお手伝いをさせていただきました。
初めての体験で、何も分からず任された仕事を行うのが精一杯でした。
しかし、限られた時間の中で、人よりも多く何かを得たいと思い、自分から積極的に動くことを心がけました。
その結果、様々な仕事を行わせていただき、多くのことを学ぶことができました。
スタッフ全員が目的を共有することの大切さや、自分が辛い時の意識のコントロールの仕方など、これから社会に出る上で重要な多くのものを得ることができました。
私は業界未経験ではありますが、高い意識で仕事に臨み、自分に限界を作らず、社員としての自覚と責任を持ち、1日も早く会社の戦力となれるよう努力していきます。」

うんうん。

「私は、映像系の専門学校でMayaやAfter Effectsを勉強しています。
テレビのアニメ番組や映像編集のポストプロダクションに興味があり、私たちが作った番組をより多くの人に見てもらいたいと思っています。
そして、アシスタントから経験を積み、いつかは、プロデューサーとして、広告の企画・制作など幅広い分野にチャレンジして行きたいです。」

うんうんうん。

経験段をうまく志望動機に繋げたパターンと、具体的に勉強していることを伝えた上で、自分がどうなりたいかを簡潔に書いたものだ。

どの自己PRも間違いではないし、自分なりに一生懸命書いたものなのだと思う。
ちょっとした工夫で内定への道が変わってくるだけなのだ。

キャリアトレインでは自己PR文の書き方やアピール方法なども伝えている。
整理して書くことによって、自分の志望動機を見直す機会にもなるので、面倒がらずに一緒に良いものを作ろうではないか!

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≪石川かおり≫

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