遠回りこそが最短の道!?希望の仕事に近づくために発想を切り替える!
就職・転職を成功させるために、目先の条件だけではなく、先々を見て動くことも大切です。
希望条件にぴったりマッチした求人や仕事に就ければ、それはもちろん一番良いことですが、そう簡単ではない現実もあります。
例えば、マスコミ・エンターテインメント業界の求人や仕事は、下記のような理由でなかなか採用されないことがあります。
①未経験者NG
②求人数が少ない
③ニッチな仕事
④専門性が高い仕事
⑤応募者が多い
経験者(即戦力)を求める求人は多く、大手の求人サイトなどで「未経験者歓迎!」と記載があっても、実際は経験者が優先されることは普通にあります。
本当に「未経験者歓迎!」の募集でも、経験者からの応募があれば、そちらを優先するのは仕方がありません。
これはすべての求人に当てはまることです。
また、比較的人気の高い求人は応募者もそれなりにいるので、「他者比較」による選考が行われます。
同じ未経験者のなかでも、求人企業が求める何らかの基準で合否が分かれます。
キャリアトレインの就職・転職サポートでは、「最短ルート」ではなく、いくつかのステップを踏んで希望する求人や仕事を目指すという方法も相談しています。
「遠回り作戦」で希望に近づく!
マスコミ・エンターテインメント業界の求人や仕事は経験者を求めるものも多いと言いましたが、何をもって「経験者」なのか?
企業によって様々な見方があります。
例えば下記のような経験・スキルを持つ方も「経験者」とみなす場合もあります。
「近しい業界での就業経験者」
「求人内容に近い業務経験を持つ方」
「求人業務の一部分だけでも経験を持つ方」
事務経験や営業経験が、マスコミ・エンターテインメント業界の経験者を求める求人にはまることもあります。
とは言え、ピンポイントで求人している業務内容の経験がなければ難しい場合も非常に多いため、諦めなければならないのでしょうか?
そこで「遠回り作戦」の相談となります。
本当に希望している求人・仕事に最初から就くことができなくても、このような経験を積んで希望を叶えた方達がいます。
<一例>
■ADから芸能マネージャー
■ADから字幕制作
■ディレクターからイベント業界
■番組制作職からYouTube動画制作
■芸能マネージャーからファンクラブ運営
それぞれ、以下のような評価を得て転職を成功させました。
「業界の流れや慣習みたいなことを理解している」
「エンターテイメント業界の働き方を経験しているから安心」
「映像制作の経験を積んでいるからジャンルが変わっても活躍いただけそう」
「業務に通ずるところが多く、新たな仕事でも対応できそう」
「近くで業務を見てきているはずなので一から説明する必要がない」
マスコミ・エンターテインメント業界での経験を活かすことができるので、新たな仕事にも挑戦しやすくなります。
求人・仕事を遠回りするのではなく、「志望ジャンルを絞り込み過ぎない」というのも希望に近づいていく方法の一つです。
例えば、番組制作AD未経験者の方の場合。
「○○というバラエティ番組が制作したい!」→「将来○○のような番組を制作するために、バラエティ番組を担当する」という切り替え。
例えば、芸能マネージャーの場合。
「俳優のマネージャーになりたい!」→「まずは芸能マネージャーとして仕事を覚えて、俳優もマネジメントできるようになりたい」という切り替え。
例えば、イベント企画・制作の場合。
「コンサートやライブを企画したい!」→「様々なジャンルを経験し、自分のやりたいことを企画できるようになりたい」という切り替え。
業界内または近しい業界で一歩を踏み出さないと、いつまでたっても「未経験者」のままです。
けっして妥協ではなく、目標を持ってどこから頑張ることができるのか、一緒にご相談ができればと思います。
<石川かおり>