志望度が上がる!?カジュアル面接で何を聞く?事前準備しておくこと
『カジュアル面接(面談)』を積極的に導入する企業が増えています。
カジュアル面接は正式な面接ではなく、採用担当者と応募者がカジュアルにお話しをするという機会のことを言います。
いつからカジュアル面接が出てきたのかよくわかりませんが、今では珍しくはなくなりました。
参考:2018年2月14日ブログ「採用のトレンドは“カジュアル面接”!?」
カジュアル面接は、実施にあたって明確なルールがあるわけではないので、企業も応募者も手探りなところはあります。
先日カジュアル面接を行った番組制作会社では、「カジュアル面接と言っても、通常の面接でも同じような感じなので違いはないですけどね~」とおっしゃっていました。
確かに、面接で応募者からの質問にざっくばらんに答えてくれる企業は多く、フランクに質問ができるという点ではカジュアルと言えなくもありません。
「カジュアル面接は正式な選考ではない」と言っても、お互いに何かしらをジャッジするわけで、正式な面接とどう違うのか応募者側の心構えも重要になってきます。
そもそも、企業も応募者も、なぜ正式選考前のカジュアル面接を希望するのでしょうか?
カジュアル面接を希望する理由
■応募者
・選考は関係なくざっくばらんに質問したい
・社風や職場環境が自分に合っているか知りたい
・話を聞いたうえで正式にエントリーしたい
■企業
・まずは自社に興味を持ってもらいたい
・転職後のミスマッチを避けたい
・たくさんの候補者を見たい
人気企業(求人)や企業の状況によってカジュアル面接を実施できないこともありますが、実施に向けて積極的な企業は多くなっています。
採用難(人材確保が難しい)ということもありますが、応募者側はチャンスと捉えて希望するだけでもしてみてはいかがでしょうか。
カジュアル面接に明確なルールはないので、どのように行うのかは企業によって色々です。
一例として。
カジュアル面接の流れ
社内を案内してもらう
↓
個室で挨拶(正式に履歴書や職務経歴書を提出していない場合もあります)
↓
応募者から質問に企業が答える(企業から自社についての説明なども交えながら)
↓
正式な選考に進むか判断
応募者からの質問ばかりではなく、企業からも質問があるのが自然です。
正式な面接っぽくなってしまうこともありますが、応募者も臨機応変な対応が必要です。
カジュアル面接で聞くこと
「カジュアル面接は正式な面接ではない」と言っても、準備不足は絶対にNG!
応募者の心構えによっては、カジュアル面接なのに企業からマイナス評価を食らってしまう可能性もあります。
■カジュアル面接の事前準備
①企業の情報を調べておく
②求人内容を確認しておく
③質問したいことを事前に用意しておく
それでは、カジュアル面接ではどんな質問をすればよいでしょうか?
(例)
・入社したらどんな仕事をするのか
・社風やどんな人が働いているのか
・実際の勤務時間(残業)や休日について
・職場の環境や働きやすさについて
・評価(昇給)制度について
・どんな人が求められるのか
・中途採用で入った人たちはどのような経歴なのか
・成果を出すにはどのような努力をすればよいのか
・福利厚生などの各種制度について
・入社後のキャリアパスについて
応募者によって気になるポイントは様々かと思いますので、カジュアル面接を絶好の機会にしてどしどし質問してみてください。
給与額以外は答えられる質問がほとんどかと思います。
就職情報サービス会社「学情」のアンケート調査によると、カジュアル面接を通じて「企業理解が進み、志望度が上がった」と感じた20代の約7割になるそうです。
カジュアル面接が有意義な時間となるよう、きちんと準備して臨みたいものですね。
<石川かおり>