『チャットGPT』は何者だ?クリエイティブな仕事はAIに奪われにくい!
最近、大きな話題を呼んでいる『チャットGPT』なる人工知能(AI)。
『チャットGPT』の登場によって、人が行う仕事が奪われるという話もあります。
そもそも、『チャットGPT』とは?
アメリカのOpen AI社が開発した、自然な文章を生成する人工知能(AI)を使ったチャットサービスのこと。
文章を生成(作成)がAIによってできるのならば、「会話(回答)」「通訳」「データ入力」「校正」「文字起こし」「要約」「プログラミング」「表計算ソフトの関数」「メール作成」「原稿作成」「小説や脚本などを書く」・・・etc.
『チャットGPT』にできることは物凄くありそうですね。
『チャットGPT』によって、全職業の80%が影響を受けるという研究結果もあります。(OpenAIとペンシルバニア大学の研究)
そうなると、これらを担ってきた人達はどうなるのでしょうか?
AIが万能ですべてというわけではありませんが、これらの仕事や作業が自動化され効率化されることで、人に頼らなくてもよくなる部分は絶対に出てきます。
AIの可能性については今に始まった話ではなく、2016年にはこんな本も発行され話題になっていました。
『人工知能と経済の未来 2030年雇用大崩壊』(井上智洋著/文春新書)
AIが人に代わって何かを行う未来では、人による新たな仕事や求められることがどんどん生まれる可能性が高く、決して悲観的な話ではないはずです。
しかし、移行期間においては「AIに仕事を奪われた」と考えることも止むなし。
こんな仕事が「消滅する仕事」「なくなる仕事」なんて言われています。
■翻訳者・通訳者
■校正者・編集者
■一般事務員
■プログラマー・エンジニア
■コールセンターオペレーター
■受付係・店舗窓口
■薬剤師
■総務・人事・経理など
■銀行員
■レジ打ちの仕事
■ホテル客室係・ホテルのフロントマン
■保険の営業員
■税務申告書作成者
■税理士・会計士
■工場勤務者
■電車の運転士
これらはホンノ一部に過ぎず、細かく挙げればきりがないくらいです。
現実はともかく、これから就職や転職をする人はできるだけ長く安定して働ける仕事に就きたいと考えるのが普通です。
仕事に『将来性』を求めることになりますが、そもそも仕事の将来性があるとかないとかは、どんなところで判断できるのでしょうか。
・人手が不足している仕事(ポジティブな理由で)
・専門性のある仕事
・人が生きていくうえで不可欠な仕事
・不測の事態(コロナ禍など)による影響が出にくい仕事
・需要が増える仕事
『将来性』のある会社という視点では。
・成長している会社か
・ビジョンや目標を社員が共有しているか
・業務改善に取り組んでいるか
・離職率が高いか
・ワンマンまたは一族経営か
キャリアトレインのサイトをご覧の皆さんは、マスコミ・エンタメ業界に興味をお持ちの方が多いかと思いますが、ご自身が進みたい仕事や会社の将来性はどうなっているのでしょうか?
各社の最新の調査結果が出てきましたので参考になればと思います。
将来性のある仕事ランキング
2023年版の「将来性のある仕事ランキングベスト11」
1位:ITエンジニア
2位:デジタルマーケティング・Web広告関連の仕事
3位:医療関連の仕事
4位:クリエイター職
5位:コンサルタント
6位:介護士
7位:保育関連の仕事
8位:公認会計士・税理士
9位:建築・土木関連の仕事
10位:心理カウンセラー
11位:マネジメント職【4位:クリエイター職】
具体的にはWebデザイナー、ライター、カメラマン、漫画家、脚本家、動画編集者(YouTuber)などが該当します。
クリエイター職はAIや機械に代替されにくい職種であるため、将来性のある仕事の一つとされます。
情報元:日本最大級のプログラミングスクール「テックキャンプ」
以下はAIに奪われにくい仕事とされています
将来なくならない仕事|生き残る職業ランキング
①カウンセラー
②法律などの議論が必要な仕事
③医療・福祉関係
④クリエイティブな仕事
⑤教育・コンサル関係【④クリエイティブな仕事】は、イラストレーター、Webデザイナー、動画・映像クリエーターなどが該当します。
情報元:キャリアに特化したWebメディア「キャリアファースト」
クリエイティブな仕事は、今まで苦労して人がやっていたこともどんどんシステム化され、効率も上がり、クオリティも高くなることかと思います。
AIとの共存、AIの正しい使い方など、クリエイターに求められるスキルはまた足されていきますが、悲観的に捉えることは少なくともなそうですね。
<石川かおり>