あなたは「ジョブホッパー」?「キャリアビルダー」?同じ転職回数でも分ける明暗

2022年12月15日

ジョブホッパー 転職

同じ転職を重ねる人でも、2つの言い方があります。

「ジョブホッパー」
→短期間でただ転職を繰り返している人

「キャリアビルダー」
→計画的に転職している人

この2つの特徴としては、以下のような傾向が見られます。

「ジョブホッパー」
・収入や待遇がアップしていない
・転職理由に一貫性がない
・1社の在籍期間が短い

「キャリアビルダー」
・収入や待遇がアップしている
・転職理由に一貫性がある
・キャリア形成に必要なスキルを身につけている

転職では、明確なキャリアプランが見えづらい「ジョブホッパー」はどうしても評価が低くなってしまいます。

しかし、ポジティブに考えれば、「ジョブホッパー」になる人は、以下のような見方もできます。

・行動力がある
・好奇心旺盛
・転職できるだけの何らかの能力がある
・様々な経験を積んでいる

とは言え、同じ転職を重ねるならば意識したいのは「キャリアビルダー」になることです。

3回以上転職もポジティブなイメージに

採用企業も、「ジョブホッパー」ではなく「キャリアビルダー」としての転職ならば、転職回数が多くても理解を示すようになってきました。

Q.「3回以上転職をしている人のイメージは?」

「良い」35.8%>「悪い」33.4%【大手企業】
「良い」57.0%>「悪い」21.5%【スタートアップ・ベンチャー企業】
「良い」18.5%<「悪い」42.2%【中小企業】

調査:「マイナビ中途採用・転職活動の定点調査(2022年9月)」

中小企業では依然として転職回数の多さはネガティブなイメージとなっていますが、大手企業やスタートアップ・ベンチャー企業では、ポジティブなイメージが上回る結果となっています。

転職回数に拘る企業とそうではない企業ははっきり分かれます。

以前からお付き合いのある芸能プロダクションでは、20代前半で2回転職している候補者は問答無用で書類NGとなりました。

しかし、先日お邪魔した芸能プロダクションでは、転職回数についての規定を訊ねたところ、「特に関係ないですよ」とサラッと言われてしましました。

私の肌感覚では、転職回数だけに拘る企業はかなり少なくなってきたように思います。

転職回数が多目でも、「理由」や「目的」を考慮してくれる企業はかなり多くなっています。

「ジョブホッパー」かもしれないチェックポイント

本人は「キャリアビルダー」だと思っていても、企業から見れば「ジョブホッパー」に思えてしまうことはあります。

明らかに自己分析(キャリアプランが見えない)が足りていない職歴になっているためです。

20代のうちは様々な経験をして、将来に繋がっていけばよいと思いますが、それでも転職を重ねるうちに一貫性が生まれてくるものです。

ご自身が「ジョブホッパーではないか?」と不安に思ったら、以下について考えてみてください

①転職で何を実現しているか
②どのようなスキルが身についているか
③収入や待遇がアップしているか
④転職後、成果を残しているか
⑤将来やりたいことは何か

これらをきちんと説明することができれば、採用企業も納得感が得られるはずです。

応募書類だけでは伝わらないこともあります。

キャリアトレインのような人材紹介会社(転職エージェント)経由ならば、採用企業を納得できるよう転職理由を一緒に整理することができます。

転職回数が多く、次の転職に不安を抱いている人は是非ご相談ください!

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<石川かおり>

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