29歳の転職は難しい?大歓迎?ぶち当たる3つの壁!

2022年12月12日

29歳は転職のラストチャンス?

28歳、29歳と、20代後半になると色々と考えるようになるものです。

今の仕事のまま30代を迎えてよいのだろうか、20代のうちに転職した方がよいのではないか。

何となく転職は考えていたけれど、毎日忙しく過ごすうちにあっという間に20代後半という方もいるかと思います。

キャリアトレインの転職サポートにも、30代を前に相談に訪れる方はたくさんいます。

29歳は、20代で積んできた経験やスキル引っ提げて転職しやすい年齢とも言えます。

実際に、30歳前後(25~34歳)の転職者数は他の年齢層と比べて高く※なっています。
※「2021年労働力調査」(総務省)

また、20代は「キャリアアップ」より、経験していない業種・職種に挑戦する「キャリアチェンジ」を希望する方が多いというデータもあります。

<職歴3年以上のヤングキャリア>
「キャリアアップ」を希望:33.9%
「キャリアチェンジ」を希望:50.0%

出所:株式会社学情「20代・転職を希望する社会人」(2022年6月)

業種・職種によりますが、年齢は関係なく、いつだってチャレンジできる仕事はあります。

ただ、29歳だからこそ、有利になる転職・苦戦する転職があります。

29歳の転職メリット・デメリット

29歳(30歳前後)は転職しやすいと言っても、メリットばかりではありません。

20代で築いてきたキャリアを無にすることのないよう、メリット・デメリットを理解したうえで転職活動を進めていきましょう。

■メリット(有利になること)
・未経験・異業種に転職できる
・ポテンシャル採用が期待できる
・若手人材と見なされる
・Uターン転職を歓迎している地方も多い
・これまでの経験を活かし年収アップが期待できる

■デメリット(苦戦すること)
・同世代のライバルが多い(転職者多い)
・未経験・異業種への転職の場合、年収が下がる可能性がある
・社会人としての基礎は身についていて当たり前、期待値が大きくプレッシャーにもなる
・前職で培ったスキルや実績がないと即戦力と見なされない
・きちんとしたキャリアプランがないと転職に失敗する

例え、29歳で転職に失敗したとしても十分やり直しはできますが、これまでのキャリアがリセットされてしまう可能性は考えなくてはなりません。

また、29歳(30歳前後)の転職は、ぶち当たる大きな壁が3つあります。

3つの壁がある29歳の転職

言いたくはありませんが、同じ29歳でも男性と女性では、転職の難易度が異なる現実があります。

また、業界・職種の特性により、様々な制限が壁となる場合があります。

①年齢の壁
例えば、マスコミ・エンターテインメント業界では、未経験者の採用年齢は【20代半ばくらい】までを目安としている企業が多く、29歳くらいになるとそれなりの経験を積んだ同世代の先輩ばかりとなってしまいます。
番組制作職で言えば、アシスタントディレクターからとっくにディレクターになっている年齢です。
※キャリアトレインの転職サポートでは、29歳・30歳の未経験スタートの成約実績はあります!まずはご相談ください!!!

②転職回数の壁
20代の転職回数は1~2回が目安となっており、企業によっては年齢に比例した転職回数制限を設けているところもあります。
20代ですでに3回以上の転職している場合、職務経歴書などの説得力のある退職理由を記載する必要があります。
※退職理由は人それぞれです。ポジティブな転職を印象づけるように対策を練りましょう!

③キャリアの壁
女性の場合、30歳前後は結婚や出産などのライフイベントが発生しやすい年齢となります。
企業によってはそういったことが、採用するにあたり懸念事項となる場合もあります。
※自分自身で将来のビジョンを具体的にイメージしていることが重要です!

未経験・異業種転職でも、これまでの職務経歴が評価されることは多々あります。

(例)一般企業の営業職→芸能マネージャー職
(例)飲食店店長→エンタメ企業の総務職

様々な壁はある程度あるにせよ、転職市場全体では29歳の転職は歓迎ムードに溢れています。

もちろん求人職種の経験者は即戦力として期待大!

ほとんどの企業で、30歳前後の経験者を大大大募集しています。

経験者も未経験者も、「できること」と「したいこと」をきちんと整理して、後悔のない選択をしていただければと思います。

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<石川かおり>

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