経歴詐称はバレる!学歴・職歴に自信がなくてもできることはあります!
キャリアトレインのような転職エージェント(人材紹介会社)では、登録者の皆様の経歴について調べるようなことはしません。
皆様から頂いた履歴書や職務経歴書などを信じるしかないのです。
書類だけではなく、お話ししているなかで出てきた内容もすべて信じることが基本です。
だからといって、転職エージェントに登録するときに経歴詐称のようなことをするのは絶対にNGです。
事実でないことが出てきた際には何らかの矛盾が生じるので、意図せずとも申告が正しくないことはわかってしまいます。
転職エージェント相手に経歴をごまかしても、その先に進めば求人企業の選考が待ち構えています。
経歴詐称をしたうえで、企業の選考に進んだ場合、転職エージェントも求人企業に嘘をついたことになります。
最悪は取引中止。
もちろん経歴詐称した登録者(応募者)をサポートすることはできなくなります。
マスコミ・エンタメ業界の場合、意外と狭い世界なので、業界内でのブラックリストに入ってしまうかもしれません。
個人情報がどうのという問題はありますが、狭い世界のネットワークは一人二人の口を塞いだだけでは安心はできません。
経歴詐称は、誰にとっても良い結果となることはありません。
“経歴”とは、どの部分を言うのかというと、経歴の大部分です。
・学歴
・社歴
・雇用形態
・在籍期間
・仕事の実績
・職位
・取得した資格や免許
・前職の年収
など。
自分流の解釈(思い込み)で結果的に経歴詐称になってしまった例もあります。
・試用期間中に退職した場合は社歴にならないと思った
・短い在籍期間は省いてもよいと思った
・自分を良く見せようとして仕事の成果を盛ってしまった
・契約社員だけど正社員と同じ仕事をしていたので正社員と書いてしまった
・大学中退は学歴にならないと思った
・会社都合での退職だけど、自分から辞めたいと思っていたので自己都合による退職と書いた
「このくらい大したことではないと思っていた」という方が大多数で、バレたらどうなるのかまで想像していなかったそうです。
また、意図的に経歴詐称をしてしまう方もいますが、バレたらどうなるのか考えてみましょう。
経歴詐称はなぜバレるのか?
転職エージェントでは、サポート登録の際に経歴を調べるようなことはしないと言いましたが、企業に採用される場合はそうはいきません。
選考中や入社後に様々な提出物を求められることになりますが、そこで一発でバレます。
これらは過去の加入履歴(社歴)や退職日がわかります。
▶年金手帳
▶源泉徴収票
▶雇用保険被保険者証
学歴や取得資格については証明書でわかります。
▶卒業証明書
▶免許や資格の証明書
選考過程において、応募者の前職に採用企業から確認をすることがあります。
※応募者の同意がなければ行いません。
▶レファレンスチェック(身元照会)
あとは、知り合いづてや共通の知人からバレることもあります。
面接で話がかみ合わなかったり、矛盾が生じた場合もバレる可能性が高いです。
経歴詐称がバレたら?
経歴詐称がバレると下記のようなペナルティが課せられる可能性があります。
・内定取り消し
・入社後は懲戒解雇
・減給や降格などの処罰
某芸能プロダクションでは、内定通知書に下記の文言が記載されています。
提出した履歴書、職歴書、面接時に述べた内容が事実と相違している場合は、採用内定を取り消すことがある。
経歴詐称は、信用も内定も失うことになります。
経歴詐称をする前に相談を!
意図的に経歴詐称をしてしまう方でも、後ろめたい気持ちがない方は少ないと思います。
何かしらご自身の経歴に自信がなく、そのまま申告したら受からないと考えているのではないでしょうか。
もし、キャリアトレインの転職サポートで経歴詐称をしてしまったら、なるべく早くお話ししてください。
これからの転職活動においてどう戦っていけば良いのか、一緒に相談できればと思います。
ネガティブだと思える経歴でも、見せ方や伝え方で随分変わるものです。
経歴詐称が絶対にバレない方法は・・・ありません!
経歴がマイナスに捉えられ、志望する企業や仕事になかなか就けなくて苦労することもあるかもしれませんが、経歴詐称をする前にできることはあります。
経歴詐称なんかに神経を使わないで、できることから一つひとつ解消していきましょう!
<石川かおり>