テレビ番組ADからのキャリアチェンジ!業界経験者だからこそ広がる可能性

2021年12月13日

どんな仕事でも誰でも最初は未経験者です。

入りたい会社ややってみたい仕事が、経験者を募集しているとしたら、経験者になって近づくしかありません。

「経験者を募集しているから」と、その場に留まっているだけでは、いつまでたっても未経験者のままです。

キャリアトレインの就職・転職サポートでも、このようなお話しになることが多いのですが、夢(目的や希望)に近づくにはどうしたらよいのかを考える必要があります。

マスコミ・エンターテインメント業界は、何か【資格】がなければ入れないという業界ではありません。

公開はされていないですが、企業によって年齢制限があったり、社内の男女比率によって性別制限があったりはします。

ただそれが、例えば医者に必要な医師免許であったり、学校の先生に必要な教員免許であったり、そういった資格とはまったく違います。

状況によっては要件変更になることもありますし、基本的には誰でもチャンスがあり、挑戦する権利があります。

その中で、キャリアトレインのサポート実績として多いのは、テレビ番組の制作アシスタントディレクター(AD)になって、中長期的に夢を叶えた方達です。

コロナの影響で、【厳選採用】傾向となっている今、ADとして入社するのも決して簡単ではありません。

しかし、これまでの実績を参考に、ADから夢を叶えた方達についてご紹介したいと思います。

なぜテレビ番組ADからスタートなのか?

もちろん、マスコミ・エンターテインメント業界には、テレビ番組の制作AD以外にも、未経験で就くことができる仕事はあります。

例えば下記のような仕事です。(ホンノ一例)

・番組技術職(映像編集、撮影、音声、MAなど)
・イベント企画制作職
・芸能プロダクション(マネージャーなど)
・バックオフィス(総務、経理、人事など)
・放送に関わる職(マスター送出、字幕制作、データ配信など)

しかし、テレビ番組の制作ADと比べると、求人数が圧倒的に少ないのが現状です。

テレビ番組の制作ADからのスタート実績が多い理由は、結構たくさんあります。

①番組制作会社の数が多い
②他の職種と比べて求人数が多い
③未経験(アシスタント)から学べる環境がある
④放送・映像・芸能など、業界知識が身につく
⑤業界ならではの働き方を経験する、同じような業界の他職種でも抵抗がない
⑥業界内でのネットワークができるのでスカウト的なこともある

私は常々、ADさんは万能な人達だと感じていますが、テレビ業界で揉まれることで可能性は無限に広がっていくのだとサポートを通じて実感しています。

テレビ番組ADからのキャリアチェンジ

ADからスタートしてディレクターやプロデューサーなどにキャリアアップし、番組制作の最前線で活躍してするのはスタンダードではあります。

しかし、先ほどからテレビ番組の制作ADからの“スタート”と言っていますが、ADから番組制作スタッフとしてのキャリアを築く以外にも様々なキャリアチェンジが可能なのです。

■ミュージックビデオ制作のPMに転向
大学卒業後、番組制作会社に就職し、ADとして3年間勤務したNさん(25歳)。就活時からミュージックビデオやアーティストのライブ映像などの制作に興味があったNさんは、ミュージックビデオを中心に、テレビCMやライブ配信などを行っている会社に転職しました。プロデューサーを補佐するPM(プロダクションマネージャー)として、スケジュール調整、現場の進行管理、クライアント対応などを担当しています。

■インターネット動画制作会社に転職
情報バラエティ番組のADとして4年間勤務した後、インターネット動画や企業VPなどを制作している会社に転職したFさん(27歳)。映像クリエイターとして、これまでのような映像制作実務に加え、クライアント対応も任されるようになりました。テレビ業界とは異なり、一般的な労働環境の為、完全週休2日制で無理なく勤務することができるようになりました。

■芸能プロダクションのマネージャーに転身
朝のニュース番組やバラエティ番組特番などのADとして3年目のYさん(26歳)は、出演タレントのマネージャーと一緒に仕事をしているうちに、マネジメントに興味を持つようになりました。学生時代から芸能マネージャー職に興味はあったのですが、新卒では入社することができなかった経緯もあります。業界経験者として、芸能プロダクションに採用となり、現場マネージャーとしてキャリアを再スタートさせました。

他にも、エンターテインメント企業のデスク職、YouTubeやLINE LIVE等のライブ配信関連職などの職種や会社に転職した方もいます。

ただ、最初からテレビ番組制作以外の転向を目的にしていた方ばかりではありません。

続けていくうちに新たな可能性が見えてくるものです。

また業界内でのネットワークも増えるので、視野が広がったこともあるかと思います。

とにかく、初めの一歩を踏み出さないことには何も始まらないのが現実です。

「自分にはどんな可能性があるのか?」

一緒に相談して、皆さんの道が拓ければと思っております。

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<石川かおり>

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