企業に求めるものは『給与』じゃない!?コロナ禍で変化した就職・転職の理想

2021年3月17日

「アスタミューゼ転職ナビ」で転職希望者を対象に実施したアンケート結果が公表されたのですが、コロナ禍前とは違う傾向が見られました。

Q.転職先に求めるものは?

第1位:「社会貢献性」(52%)
第2位:「給与の向上」(45%)
第3位:「経営ビジョンと事業の連動」(37%)

出典:転職先に求めるもの(アスタミューゼ調べ)

過去3回の調査では「給与の向上」が1位だったそうです。

コロナ禍で給与だけではなく、仕事に『やりがい』を求める転職希望者が増えたと言えます。

『やりがい』の基準は人によって異なります。

マスコミ・エンタメ業界でのやりがい

例えば、テレビ業界志望者やすでにテレビ業界で活躍中の方達は、下記のようなことが『やりがい』だとおっしゃっていました。

「テレビ番組は多くの人に影響を与えることができるから」
「自分が携わった番組を家族や地元の友達が観てくれること」
「企画が通ってディレクターとして番組を任せてもらえること」
「APとしてプロデューサーを支えること」
「忙しいADさん達をデスクとしてフォローすること」
「自分の好きなことを仕事にしていることがやりがいにつながっている」
「取材したお店から「ありがとう」って言ってもらえること」
「チームで仕事をして、達成できた時」

などなど。

やりがいは1つだけではなく、いくつもあったり、日々生まれたりもします。

「仕事にやりがいは必要ない」という意見もあります。

やりがいなんか求めるから自分探しの旅を終えられないなんてことにもなります。

やりがいを盾に過剰な労働に耐えようとしたり、それを搾取する連中も現れます。

やりがいに縛られてはいけないと思いますが、マスコミ・エンタメ業界での仕事ではあえて「やりがいは必要」だと言いたいです。

マスコミ・エンタメ業界の仕事は想像以上にハードな部分もあり、やりがいや自分なりのモチベーションがないと続きません。

無理にやりがいを持とうとしなくても、一般の仕事とは異なる特殊とも言える環境で、やりがいを感じられることは多いはずです。

また、就職・転職の場面においてやりがいは『軸』ともなり、企業や仕事選びの羅針盤になります。

やりがいはどうしてもキラキラしたことを想像しますが、どうしても現実にぶち当たるならば、少しくらい理想を追い求めても良いではないでしょうか。

やりがいを求めすぎて彷徨うことにも

就職・転職の場面でやりがいは『軸』になると言いました。

「どんな仕事にやりがいを感じるか?」
「何をしているときに充実感を感じるか?」
「仕事で一番大切にしたいことは何か?」
「どんなときに仕事が楽しいと思えるか」

このように、いろいろと言い換えて、『軸』を導き出してみましょう。

さてしかし、やりがいに縛られ過ぎると、、、

「こんな仕事がしたくて入ったんじゃない」

など、仕事は自分が理想とすることばかりではありません。

「やりがいを感じない」→「仕事がつまらない」→「転職だ!」と変換され、また自分探しの旅に出ることになります。

今いる環境でやりがいを見つけることも成長につながるはずです。

「ここではないどこか」という病もありますが、小さいことでも自分なりに努力や工夫をして仕事に光を見つけることができない方は、また次の場所でも同じことになってしまうかもしれません。

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<石川かおり>

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