コロナ禍でも就職氷河期にはならない3つの理由
「2021卒の募集は秋から始めます」
「中途は引き続き募集していますので」
「これを機にテレビ業界の働き方も良い方向に進めば良いですね」
このような声がマスコミ・エンタメ業界から聞こえてきました。
新型コロナウイルスの対策を実施している為、中途採用を一時停止している企業は増えてきていますが、採用自体に大きなマイナス要素はないというのが現時点での印象です。
新卒採用に関しても、選考時期は遅れに遅れていますがどこかのタイミングで再開されます。
2020年度並みやそれ以上の採用を計画している企業もあると言います。
新型コロナウイルス収束の見通しが立たない中ではありますが、ここ数年人手不足が続いていること、事態が落ち着けば業界での需要は徐々に回復するはず、このような点から人材は必ず必要になるはずです。
各企業が極端に採用を絞ること(就職氷河期の再来)とまではいかないのではないかというのがマスコミ人材の見方です。
2020年度(4月~21年3月)に入社する正社員(新卒、中途採用を含む)の採用
「採用予定がある」59.2%
「採用予定はない」27.8%出典:帝国データバンク「2020年度の雇用動向に関する企業の意識調査」
エン・ジャパンが運営する「ミドルの転職」転職コンサルタントアンケートでは、、、
85%の転職コンサルタントが、「新型コロナウイルスが流行する中、半数以上の企業が採用を継続している」と回答しています。
Q.「新型コロナウイルスが流行する中、継続して採用活動を行なっている企業は全体の何割程度か」
「8割以上」 48%
「7割~5割」 37%
「3割~4割」 7%「半数以上の企業が採用を継続している」と回答した転職コンサルタントが85%を占めています。
出典:『ミドルの転職』
また、内定取り消しを受けた2020年卒を対象に、緊急で新卒採用選考を実施する企業や、新型コロナウイルスの影響で休業や離職を余儀なくされた人を求人する企業も増えています。
「新型コロナウイルス関連離職・休業者応援求人」17日から26日までにハローワーク那覇へ計660人提出
出典:沖縄タイムス(2020年3月30日)
不況でもテレビ放送はある
リーマンショック(2008年)、東日本大震災(2011年)の時も、テレビ番組は途切れることなく放送していました。
東日本大震災の時は報道番組一色になりましたが、国民を元気づけるような番組も徐々に放送されるようになりました。
テレビ関連の新規求人数もキャリアトレインのデータ上では、震災前と後で20件しか減っていません。
バラエティ番組でも報道番組でも、改めてテレビの力や必要性を感じた時でもありました。
今回のコロナ危機でもそうではないでしょうか?
マスコミ・エンタメ業界でも人材は重要さは近年痛感しています。
①少子化で若者の数が不足している
②不況だって仕事が減るわけじゃない業界だから
③この状況でも採用活動を継続している企業は多い
以上のことから採用がなくなるはずはないのです!
楽観は出来ませんが悲観せず、就活生も転職希望者(中途)も、第一波が来そうな秋に向けて準備しましょう!
<石川かおり>