「面接は最初の3秒で決まる」のリアル

2020年5月11日

中途採用(転職)の面接時間は大体30分~1時間程度ですが、以前から下記のような説があります。

「面接は第一印象が9割!」
「面接は最初の3秒で決まる」

秒で決まるなら、その後の数十分は何だったのか!?

でも残念ながらそんなものなのです。

宝塚歌劇団の一次試験は集団面接ですが、1人約15秒の持ち時間を与えられ、下記について答えるだけだそうです。

①受験番号 ②年齢 ③身長 ④体重 ⑤受験回数

この一次試験で応募者の半数以上が落ちることになります。

応募資格である「容姿端麗」なことはもちろんですが、第一印象の良さが合否を分けるのです。

これは芸能の世界のお話ですが、一般企業の面接でも第一印象の大切さは同じです。

面接官に聞いた第一印象の大切さ

少し調べただけでもこれだけの調査結果が出てきます。

Q.『面接は最初の3秒で決まる』というのは、あながち間違いではないと実感したことがありますか?

・ある:58.5%
・ない:41.5%

出典:JOBRASS就活ニュース調べ(企業の採用担当者207名)

Q.採用したいかしたくないか、面接開始から何秒くらいで判断していますか?

「1~5秒で判断する」   12%
「5~10秒」        22%
「10~30秒」       24%
「5分以上かけて判断する」 17%

出典:ワークポート取引企業の採用担当者103社

Q.第一印象は選考に影響しますか?

「影響する・やや影響する」95.5%

出典:マイナビ学生の窓口(新卒採用の面接官645名)

時代はWEB面接など、直接会わない選考方法も見直されていますが、そもそも面接は何の為にあるのでしょう?

質疑応答の内容だけが重要ならば、それこそ何かで提出すれば良いのかもしれません。

応募者がどんな雰囲気の人なのか?
一緒に働きたいと思わせるような人なのか?
クライアントに良い印象を与えられるような人なのか?

「自分ならどうする?」と考えてみてください。

印象の悪い人を採用する理由はないのではないでしょうか?

意外な第一印象

企業の採用担当者は、応募者の名前を検索したりSNSをチェックします。

応募者の“素の部分”を確認する為ですが、問題がありそうな応募者をスクリーニングする為でもあります。

そこですでに第一印象が出来上がってしまう可能性があることを意識しなければなりません。

ネガティブ発言や品性に欠けた写真、人間性が疑われるような投稿はドン引かれます。

プロフィール写真はふざけたものにしない方が良いでしょう。

WEB面接(スカイプ)でも注意が必要です。

プロフィール写真はそのまま採用担当者に見られます。

面接していないのに!いつどこで第一印象になってしまうのかわからない時代です。

第一印象が悪い人の特徴

就職や転職の際だけではなく、仕事やプライベートでも第一印象が悪いと損なことばかりです。

第一印象が悪い人にはこんな特徴があります。

■無表情
■挨拶がおろそか
■目を合わせない
■姿勢が悪い
■清潔感がない
・においも注意
・大人の女性は化粧が濃すぎてもNGですが、ノーメイクでもだらしない印象を与えます。
■声が小さい
■馴れ馴れしい
■人の話を聞かない

面接だったら秒で不採用、仕事やプライベートならば不快な印象を与えてしまいます。

第一印象を良くするにはどうしたら良いでしょう?

すぐにすべてを改善するのは難しいかと思いますが、自分の人生がかかっているのですから意識して直してましょう。

◎笑顔が作れない
⇒口角を上げることを意識

◎清潔感がない
⇒自覚を持つ

◎マナーが悪い
⇒自分がやられて嫌なことは何か考える

大企業や有名企業には、スマートで感じの良い社員が多いなんて言われています。

決してルックスで採用しているわけではなく、ポジティブで自分に自信のある人が多いので、印象が良いのだと思います。

能力が同じであれば、印象の良い人を選ぶのは当然のことです。

「自分は自分」を貫いても、良い結果にならなければ意味がありません。

苦手な人は今日から意識して改善しましょう!

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<石川かおり>

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