これだけはやめてほしい!番組制作会社で困ること
先週、番組制作職志望の新卒の面接に同行しました。
新卒の場合、社会人としての心構えからスタートしなければなりません。
仕事以前に、働く上で大事なことを面接で教わる機会も多いです。
私も面接に同行すると改めて「そうだよなぁ~」と思うことがあります。
今回も納得のお話を聞くことが出来ました。
番組制作の仕事で1番困ること
番組制作会社A社の代表から、仕事をする上でこれだけはやめてほしいというお話がありました。
ズバリ!
「嘘をつくこと」
どんな仕事でも同じですが、1つの嘘が大変なトラブルに繋がることがあります。
根っからの嘘つきや、嘘をついて周りを困らせようと思っている人は少ないかと思いますが、“つい”ということはあります。
よくある嘘にはこんなパターンがあります。
・ミスをもみ消そうとする嘘
・自分をよく見せようとする嘘
・他人をおとしめようとする嘘
・自分は間違っていないと信じ込む嘘
番組制作会社で困った嘘
①スタジオ収録当日に発覚
某バラエティ番組のスタジオ収録で使用する物を用意するように言われていたAD。前日になっても用意出来なかったのに、ディレクターに怒られたくないあまり嘘をついてしまいました。スタジオ収録当日に用意出来ていないことが発覚して大騒ぎ。スタッフ皆で手分けして事なきをえましたが、素直に助け求めていれば解決したことを、嘘でごまかしたことで皆をパニックにさせてしまいました。
②やってないのに突然退職
ある日突然出社しなくなったAP。週1放送のレギュラー番組を担当していて、任せた仕事はたくさんありました。メール1本で退職を知らせてきたのですが、頼んであった大事な資料は作って置いてあるとメッセージが届きました。言われた場所をいくら探しても資料は出てきません。メールでしつこく問いただしてやっと、「作ってない」と白状。徹夜して別のスタッフが作成しました。
③仮払いの着服
地方ロケや飲食店の取材が多いディレクター。会社から支給されたお金を私用に使ってしまい、嘘の申請書を出し続けていましたが発覚。新幹線代や飲食代など、積もり積もって結構な金額に。お金絡みの嘘は処罰の対象となり悪質です。
嘘はとっくにバレてる
周りの人に迷惑をかけない、傷つけないような嘘もあります。
またテクニックとしてつく嘘も方便的なものもあります。
何でもかんでもバカ正直にしなければならないわけではありませんが、信用をなくしてしまったらお終いです。
いくらごまかしても嘘はどこかでバレます。
バレていないと本人は思っていても周りはわかっていて、「責任ある仕事は任せられない」「話のつじつま合わない」など、自然と低評価になっているものです。
そんなの寂しいですよね。
素直に謝って、助けを求めて、お互いに信頼しながら仕事をしたいものです。
<石川かおり>