マスコミ・エンタメ業界の面接で聞かれること

2020年2月26日

新卒採用の1次面接は15分程度、中途採用の面接だったら30分程度で長くて1時間というところ。

そんな短時間の面接で一体何を聞かれ、どうアピールすれば良いのでしょうか?

マスコミ・エンタメ業界を志望する場合、一般企業とは異なるポイントもあります。

キャリアトレインの就職・転職サポート経由で面接に臨んだ方達を参考に、面接対策をご紹介します。

まずは『志望動機欄』『自己PR欄』

基本的にはエントリーシートや履歴書を見ながら、書いてあることについて聞かれます。

経歴をなぞることもしますが、『志望動機欄』『自己PR欄』から質問の糸口を探そうとします。

そこで重要なのは、面接官が「面白そう」「興味がある」と思えるようなことが書いてあるのか。

話題にもならないようなことや、深堀りしてもしょうがないな、と思われるようでは興味を持ってもらえません。

面接に臨む前に、今一度『志望動機欄』『自己PR欄』の見直しが必要です。

見直しをする中で、自問自答してみてください。

(例)「〇〇だから志望しました」→「〇〇ならばマスコミ・エンタメ業界じゃなくても良いのでは?」

面接で突っ込まれることを予め訂正や予想をしておくことで、パニックになることは避けられます。

面接では、「本当にこの業界(仕事)がしたいのか?」を問われます。

マスコミ・エンタメに関することがまったく書かれていない『志望動機欄』『自己PR欄』では何も伝わりません。

マスコミ・エンタメ業界ならではの質問

例えばテレビ業界では、テッパンの質問があります。

Q.「好きな番組は何ですか?」

この質問の答え方には3つのポイントがあります。

①具体的に

NG「バラエティ番組です」
OK「〇〇○○○(具体的な番組名)です」

ざっくりと抽象的な回答では、リアリティがありません。

「たいしてテレビ観てないんじゃないかな?」と疑ってしまいます。

さらに!

誰もが観ているような人気番組以外をチョイスした方が印象に残ります。

みんなと同じことを言ってもインパクトもなく、話の取っ掛かりにもなりません。

また、複数の番組名を答えた方が本当に好きで観てる感が伝わります。

②理由も答える

「なんで?」「どうして?」と少しでも面接官をモヤッとさせるのはNGです。

この質問とは異なりますが、テレビ業界の面接でよくこんな場面があります。

面接官「休みも少なくて残業も多いけど大丈夫ですか?」
応募者「はい、大丈夫です!」

面接官の心の中は、「え?なんで?根拠は?」となります。

デキる応募者は「〇〇○だから大丈夫です」と具体的な理由も答えます。

実際の仕事の場面でもこのような会話はよくあります。

上司「昨日頼んだ〇〇出来ている?」
部下「すみません!まだ出来てません!」

この答えはモヤッとします。

「じゃあ、いつまでに出来るんだ!」
「なんで出来ていないんだ!」

何の説明もなく事実のみを言われても、答えになっていないのです。

1の質問に具体的な説明(説得力)をつけて返すことで信用に繋がることを意識したいです。

③忖度の必要なし

面接企業が制作している番組を必ずしも挙げる必要はありません。

1つくらい盛り込んだ方が志望理由になりますが、本当に好きで観ている番組を挙げれば良いのです。

若者がどのような番組に興味を持って観ているか、企業は知りたい部分もあります。

その他にも、テレビ好きならすぐに答えられるだろう質問もあります。

Q.「これから流行ると思う番組は?」
Q.「今、周りで話題になっている番組は?」
Q.「番組を観てもらうにはどうしたら良いか?」
Q.「どんな番組を作ってみたい?」
Q.「将来どうなりたいか?」

本当にテレビが好きで仕事にしたい応募者ならば、このような質問に対しては話が尽きないくらいです。

マスコミ・エンタメへの興味を問われたらこっちのもん!くらいで面接に挑んでいただければと思います。

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<石川かおり>

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