動き出す10月!?新卒の退職理由ベスト3

2018年10月17日

転職

毎年10月は、今年3月に大学や専門学校などを卒業した新卒の皆さんの動きがにわかに活発になってくる頃です。

4月に入社して半年、一通りの仕事を経験して、何だか自分のいる環境に違和感を感じてしまう時期なのかと思います。

そして考え始める転職。

新卒だけではありませんが、仕事に就いてから辞めたいと思う節目みたいなものがあります。

【三日・三ヶ月・三年】

昔からこんな風に言われていますが、今はもう少し短いスパンで考える方が多いような気がします。

<新規大卒就職者の事業所規模別離職状況>

                          1年目  2年目   3年目
平成26年3月卒  12.2%  22.8%  32.2%

平成27年3月卒  11.8%  22.3%

平成28年3月卒  11.3%

出典:厚労省(平成29年9月発表)

キャリアトレインの転職サポートにも、9月で退職した方や今年中の退職を考えている新卒からの応募が目立つようになってきました。

マスコミ・エンタメ関連職を希望する方しかほぼいないのですが、スムーズに進む方とそうではない方に分かれる現状があります。

新卒の退職理由ベスト3

キャリアトレインの転職サポートでは、新卒が会社を辞めたい理由として下記のようなお話しをよく聞きます。

「本当にやりたい仕事じゃなかった」
「仕事が合わなかった」
「精神的にバランスを崩した」

「本当にやりたい仕事じゃなかった」
→就活時に望んだ仕事や会社に就けなかった方が、時間が経つにつれて思いが強くなっていくパターンです。どうせなら早いうちに、本当にやりたいことに挑戦したいと思う方は多いです。

「仕事が合わなかった」
→「やりたい仕事だったはずなのに、こんなはずじゃなかった」とギャップを感じているパターンです。想像していた仕事ではなかったり、社風に合わない、自分には向いていない仕事だったなど、実際に働いてみて感じることがあります。

「精神的にバランスを崩した」
→上記のような理由から、精神的に辛くなり、心や身体のバランスを崩してしまうパターンです。

これらの退職理由が次へのステップへ影響してくることがあります。

明暗が分かれる新卒の転職活動


・Aさん(番組制作会社ADから番組制作会社制作デスク)
→番組ADを経験し、自分には番組を制作する能力や目的意識が欠けていると判断。番組制作を事務的なことでサポートする制作デスクへ転向することに。所属していた会社では制作デスクの枠がない為、別の番組制作会社に転職しました。半年間のAD経験を活かせるので、スムーズに新たな番組に合流することが出来ました。

・Bさん(一般企業から番組制作会社)
→元々テレビ業界に興味はあったのですが、ネガティブな情報が気になってしまい就活時に挑戦しませんでした。あまり興味のない業界に就職して半年が経ち、番組制作に挑戦したい気持ちが強くなりました。半年でも社会人として基礎が出来ているBさんは、面接でもリスタートしたい気持ちをきちんと伝えることが出来、某番組制作会社に転職することが出来ました。

×
・Cさん(番組制作会社から???)
→番組ADとして番組制作会社に就職したCさんでしたが、特に大きな理由もなく、何となく嫌になって辞めてしまいました。色々なことが積み重なった結果だと思いますが、次への目標や目的もないまま転職活動をすることに。一般企業も視野に入れていますが、なかなか興味が持てず、何となく面接を受けた会社も不採用が続いている状況。

・Dさん(一般企業から芸能プロダクション)
→医療関係の企業での勤務を経て、芸能マネージャー職を志望し転職活動を開始したDさん。マネージャーとして働きたい希望があるのですが、不規則な勤務形態や給与を前職と比較してしまい、前に進むことが出来ません。一般企業での待遇と、エンターテイメント業界を同じように考えてしまうとどうしてもギャップが生まれます。

リスタートをお手伝い

現在はどの業界でも人手不足で、若い皆さんならば転職の機会が得やすい世の中ではあります。

リスタートすることは、以前より難しいことではないかと思います。

ただ、新卒で入った会社を半年で辞めてしまったことは、少なからず皆さんそれぞれ思うところがあるはずです。

その気持ちが反省なのか、本当にやりたいことへの熱い想いなのか、自分の中でハッキリさせた方が良いです。

自分自身の気持ちを整理するには、客観的に見てくれる人との対話も必要かも知れません。

お手伝いをさせて頂きますので、是非ご相談ください。

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≪石川かおり≫

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