ダウンは悪じゃない!?転職で賃金が上がる人・下がる人
「前職と比べ賃金が1割以上増加した転職決定者数の割合」は30.1%
出典:2018年4-6月期「転職時の賃金変動状況」(リクルートキャリア調べ)
2000~2011年の転職入職者全体では転職前後の、、、
「賃金が変わらない」3割台後半
「賃金が増加」 3割前後
「賃金が減少」 3割程度で推移している
出典:厚生労働省「雇用動向調査」
少し前までは、賃金が増加する人より減少する人の割合が高くなっていました。
ここ2~3年の求人倍率上昇、超人手不足時代により、転職時の賃金上昇が十分期待出来る状況になっています。
転職屋の売り文句じゃないですが、今は“転職のベストタイミング”なのかも知れません。
しかし、転職と一口に言っても、業界・職種・年齢などにより、転職時の条件には大きな差があります。
転職で賃金が上がる人
■同業種経験者
経験を活かして即戦力になるから
■年収水準が高い業界・職種への転職
基本給の高さ、ボーナスや各種手当てが充実している
■専門性のある職種
希少な知識やスキルを持った人
転職で賃金が下がる人
■未経験職への挑戦
年収ダウン覚悟でやりたい仕事を選ぶ人
■転職年齢が高い
求職者に対して求人数が少ないため
■転職回数が多い
転職の繰り返しによりキャリアが積めていないから
転職時の優先順位
キャリアトレインの就職・転職サポートでは、未経験の挑戦で賃金ダウンする方が多いですが、「番組制作に挑戦したい」等、目的をきちんと持っているので賃金ダウンは必ずしも悪いことではありません。
クリエイティブな仕事ほど経験がものを言うので、最初から高望みする方は少なく、これからの頑張って収入を上げていこうとする方ばかりです。
たまに、給与条件だけで会社を決める方もいますが、優先順位はそこではなかったと後から気付く方もいます。
お金は大事ですが、クリエイティブ業界では必ずしも転職時の優先順位1位ではないこともあるのです。
もちろん、同業種の経験を引っさげての転職でしたら給与交渉は必要です。
人材紹介会社経由での転職は、給与交渉も代行してもらうことが出来ます。
業界・職種の基準、市場価値、昇給率等、人材紹介会社が掴んでいる情報とすり合わせていくのも有効かと思います。
≪石川かおり≫