それじゃ採用されない!就職・転職『LINE』マナー

2017年9月27日

LINE

ある日のメール。

「9/1でお願いします」

私「えっと、面談日のことだよね・・・?」「ん~・・・誰???」

就職・転職サポートへの応募者のメールアドレスを調べて、誰からのメールかは判明。

面談希望を訊ねる私のメールへの返信ということもわかりましたが・・・。

今後は別の方からのメール。

「土曜日もアリですか?」

今後はまたまた別の方からのメール。

「了解です!」

皆さん、就職・転職を希望している方達です。

まだお会いしたこともなく、ちなみに私の友達ではありません(笑)

・タイトルなし
・挨拶なし
・どんな用件への返信なのか説明なし
・名無しのゴンベエ

これでは、たくさんの申し込み者のデータからいちいち調べなければわかりません。

LINE世代の常識!?

前置きなしの一言メールを送ってくる方は20代前半以下の方がほとんどです。

コミュニケーションツールとしてメールなんて古くてオワコン。まさにLINE世代の方達です。

「LINE」はスマートフォン利用者の約80%にあたる4,807万人が利用

ニールセンデジタル(株)調べ:「SNSやコミュニケーションアプリ」の利用状況

「○○○○様

お世話になっております。
○○○○です。

○○○○の件について~

よろしくお願いいたします。

署名」

こんな形式ばったメールはまどろっこしいのでしょうか。

すべてのコミュニケーションが「チャット化」し、どんなメッセージも軽いものになっているような気がします。

LINEで退職

ここ数年で現れた、LINEで退職のメッセージを送っていなくなる若手社員。

本人にとっては、「ちゃんと連絡した」という気でいるのでしょう。

少し前まではメールで退職しようものなら避難ゴウゴウでしたが、今やLINEです。

「辞めます」と一言です。

ある番組制作会社で入ったばかりのアシスタントディレクターがこれをやって最初は驚きましたが、最近は珍しくもなくなりました。

何も言わないでいなくなるよりマシ。なんていう空気も流れるように・・・。

ビジネスでは使わないLINE

一部の企業では、同僚や上司とのコミュニケーションツールとしてLINEを利用しているところも出てきました。

大杉漣さんがCMに出演している「LINE WORKS」はビジネスコミュニケーションツールとして開始しています。

社内だけではなく、クライアントともLINEでやり取りする時代になってきたのでしょうか。

余計な文言をカットして、用件のみをスピーディーに伝える。

しかも、スタンプとか使うことで親しみも沸く!?

しかし、まだまだビジネスの世界では普通にメールでやり取りすることが一般的です。

常識的なメールと、親しみや効率を求めるLINE。

どちらも使い分けることが出来るのが社会人(大人)ですね。

そして、理解してもらいたいのは、就職・転職活動はビジネスがすでに始まっているのです。

「仕事になったらちゃんとやります」は通用しません。

学生さんやビジネスメールに慣れていない方は最初は出来なくても良いんです。

出来ている人の“マネ”をして、出来るようになりませんか。

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≪石川かおり≫

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