内定辞退を後悔!?就職・転職サポートをフル活用する理由
キャリアトレインの就職・転職サポートと並行して、ご自身でも求人企業を見付けて直接応募する登録者はいます。
積極的に就職・転職活動をする方ほど、様々な手段で自分に合った企業を見付けようとするものです。
最終的に、キャリアトレイン経由で内定を得た企業を辞退し、ご自身で受けた企業の内定を受ける方もいます。
キャリアトレインとしては、登録者本人が望む結果になることが一番なので、どちらにしても応援する気持ちはあるのですが、明らかに「その企業で本当に良いの?」と思ってしまう企業を選んでしまう登録者もいます。
登録者の決断を否定するわけではないのですが、企業の話を聞いて助言することは多々あります。
また、登録者の希望や方向性と違ったり、今は良いけれど長い目で見ると違うのではないかと思う決断はやはり放っておけないこともあります。
案の定、、、
内定辞退の連絡から数か月経った頃、「また転職の相談がしたいのですが・・・」と連絡をくれる登録者は結構な割合でいます。
最近相談を受けた方達は、内定辞退の際、時間をかけて話し合った方達ばかりでした。
それでも、ご自身が選んだ企業への入社を決断したわけですが、なぜたった数か月間でまた転職を考えることになったのでしょうか?
選択ミス!?入社してわかったこと
内定承諾を急かす企業
番組制作の仕事を志望していたKさん(23歳女性)は、キャリアトレイン経由で内定を得た番組制作会社A社とKさんが直接応募した番組制作会社B社のどちらを選ぶかで迷っていました。
A社の方は、「じっくり考えて結論を出してくれたら良い」と言ってくれたのですが、B社の方は「今週中に来るか来ないか連絡して欲しい」と言うのです。
さらに、Kさんが検討している最中にもB社から連絡が来て、「配属番組を決めたからテレビ局プロデューサーに会って欲しい」と連絡がありました。
そんな風にどんどん話が進んでしまい、Kさんは結局押し切られる形でB社へ入社することになったのです。
それでも、面接でKさんが希望した通り、バラエティ番組に配属されるのであれば良かったのですが・・・。
配属された番組は報道番組。バラエティ番組にも空きはあるのに、Kさんの希望は聞く耳を持たずといった様子です。
大手企業だから良いと思った
TV-CMの制作会社でプロダクションマネージャー(PM)として勤務していたYさん(25歳男性)は、映像制作などエンタメ系の職種で幅広く転職先を探していました。
キャリアトレイン経由で音楽系の映像作品を制作している会社に内定を得たのですが、Yさんはご自身で応募していた某大手エンタメ企業に入ることを決めました。
ただ、Yさんに聞いても、その企業で何をするのか具体的にわかっていない様子。
採用条件も曖昧で、「正社員なのか?」「試用期間は?」と聞いてもYさんは全然把握していません。
それでもYさんは「大手だから安定してますし、大きな仕事も出来るかと思って」と盲目的に入社を決めてしまいました。
それから数か月経ち、Yさんから転職の相談を受けることになったのですが、理由は「正社員になれないから」というものでした。
しかも、「3年満期」という規則があり、3年後には放り出されてしまうというわけです。
勤務地がどこなのか知らなかった
番組制作会社への転職を希望していたNさん(22歳女性)は、ご自身で見付けた番組制作会社に入社することに決めました。
その理由は「会社の雰囲気が良かったから」というものでした。
面接官だった社長を始め、社内にいたスタッフの方達がとても親切で印象が良かったそうです。
「この人達と働きたい!」と強く思ったNさんは入社日に愕然とすることとなります。
「明日からTBSだから」
Nさんは、勤務地が会社ではないことを入社日に初めて知ったのです。
聞けば、この会社は番組制作会社と言っても、番組を“制作”することはほぼなく、スタッフ派遣の会社として成り立っているそうで。
同じ会社のスタッフが1人もいない番組に配属され、しかも番組内の人間関係が悪く雰囲気も良くないそうなのです。
コンサルティングはダテじゃない
上記の方達は、単純に確認すればわかったこともあれば、企業側の空気にのまれてしまった、企業や業界の仕組みを理解していなかったということが言えます。
それこそがキャリアトレインのような人材紹介会社を利用して確認・理解すべきところなのです。
また、人材紹介会社では登録面談時に、就職・転職希望者の皆さんの希望や将来のビジョン、働き方、労働環境などをじっくり話し合い、コンサルティングを行います。
その上で、企業選び・選考を進めるわけですが、基本的なことの確認はもちろん、良いことも悪いことも全部理解することが大切なのです。
登録者ご自身で選んだ企業を選ぶことになったとしても、一緒に検討し、考えていけたらと思っています。
≪石川かおり≫