「アシスタントディレクターの仕事で一番大事なのは“想像力”」
某大手番組制作会社のプロデューサーがおっしゃっていました。
番組制作の世界に限らず、『新入社員あるある』でよく出てきますが、
例えば・・・
新人 「はい!」(元気に返事)
コピー中・・・
新人 「出来ました!」
この後、この新人さんはもう一度コピーをし直すことになりました。
なぜでしょう?
・何部コピーすればよい?
・両面コピー?片面コピー?
・カラー?モノクロ?
・拡大?縮小?
・コピーした後はホッチキスで止める?
などなど。
どのようにコピーをするのか新人さんは先輩に何も確認していませんでした。
先輩が事細かに指示すれば良かったのでしょうか?
もちろんそうかも知れませんが、ここで冒頭の“想像力”が問われてくるのです。
ただ頼まれたことを無意識にこなすだけならアナタでなくても構いません。
何をどうすればよいのか確認することは当然として、
もう1歩抜きん出るのであれば、
・このコピーの中身は何なのか?
・このコピーは何のためにするのか?
・こうコピーした方が効率的なのではないか?
などなど。
“想像力”をフル回転させて、仕事のスキルを上げるための肥やしにすることも出来るのです。
「アシスタントディレクターの仕事は雑用だから・・・。」
単純にそう思っているうちは成長に繋がりませんね。
「無駄な仕事など1つもない」
立派に成長したアシスタントディレクターや優秀な先輩たちは皆さんこう言います。
日々の仕事に自分なりにスパイスを加えて楽しんでみませんか?
≪石川かおり≫