アシスタントディレクターの“バックレ”に動じないテレビ業界!?
あぁ、また同じ轍を踏みまくり・・・。
テレビ番組のアシスタントディレクター(AD)がバックレるなんて日常茶飯事!?ですが、なんとかバックレだけは防ぎたい!
入社後のフォローとして、、、
話を聞く為にお茶に誘って、不穏な空気をキャッチ。
悩みがあれば話しやすい雰囲気を作る。
「人材会社の人」「お母さん」「学校の先生」「友達」など、色々なキャラを使い分け、親しみを持って貰えるように。
なんて、これまでの苦い経験を活かそうとあの手この手のフォローをしているつもりです。
それでもバックレるやつはバックレんだなぁ(怒)
「フォローに費やしたあの時間はなんだったんだろう?」と虚しくなることばかりです。
先日も、某テレビ番組制作会社で勤務していたADのT君(26歳)がバックレました。
よく、「3日我慢すれば3ヶ月は耐えられ、3ヶ月耐えられれば3年は持つ」と言いますが、ADに関しては関係ないかぁと思う今日この頃です。
T君は入社から半年でバックレました。
バックレる前週にカフェで話をしたのですが、良いディレクターの下についたと喜んでいました。
「このディレクターについていけば自分も成長出来る!」と。
T君の場合、バックレた3日目に連絡が取れたのでまだましな方です。
ただ、まともに退職について話せていないので、いまだに理由がよくわからずモヤモヤしたままです。
テレビ業界の異常なバックレ率
ADのバックレに誰も動じないのがテレビ業界です。
「あぁ、またか」の世界(汗汗汗)
それにしても、退職者が多い業界はなにもテレビ業界だけではないようですが、こんなにもまともに辞めていかないのはなぜなのでしょうか!
ちらっと他業界のバックレについて見てみると、、、
- 飲食業界⇒バイトのバックレは多い
不動産業界⇒きついノルマに耐え切れずバックレる
アニメ業界⇒テレビ業界と同じく、超ハードワークで酷使
辛いことや、辞めたいと思う時はどの業界にもありますが、身も心も極限状態になる確率が多いのがテレビ業界のような気がします。
なぜバックレるのか?
数々のスタッフバックレ事件に遭遇して、その度に色々と想像するのですが、以下のような心理状態が考えられます。
- ・今すぐ辞めたいのに、退職意思を示すと1ヶ月とか引っ張られる
- ・気が弱くて「辞めたい」と言えない
- ・怒られて一気に嫌になる
- ・朝起きられなくて、遅刻が確定したとたんに面倒くさくなる
私は心理学者ではないのでバックレた人の深層心理なんてわかりませんが、こんな感じが見受けられてきました。
バックレた代償は脈脈と
バックレた人の経歴や傾向を見ていると、バックレは癖になるようです。
『逃げ癖』とも言えます。
よく、「本当にやりたい仕事なら頑張れる」と言う人がいますが、本当にやりたいことが見つかるまで入っちゃ辞めを繰り返すのでしょうか?
まともに働かなくても生きていける人はいると思いますが、そんな人でも「このままではいけない」と心のどこかで思っているはずです。
どこかで変わらなくては一生バックレ体質のままです。
急には変われないかも知れないけれど、逃げるのはもうやめにしませんか。
《石川かおり》