何回転職しても同じ!もう繰り返さない「怒られたから辞める」
「怒られたから辞める」
もはや新鮮味に欠ける退職あるあるになっています。
「嘘だぁ」「そんな人いるの?」とはもう誰も言いません。
「あ~、また」の世界です。
どこの職場でもある話ですが、怒られる機会が多い?マスコミ業界(特にテレビ業界)では日常茶飯事です・・・。
20代後半にしてテレビ番組のアシスタントディレクター(AD)としてスタートしたTさん。
入社して3ヶ月程経ち、急激にモチベーションの低下が見られるようになりました。
理由を聞いてみたところ、「先輩に怒られた」「取材先で怒られた」「外注先に怒られた」
あちこちで怒られるようになり、意気消沈の様子。
人は怒られるとどんな感情になるのか?
楽:「よし!同じ失敗は繰り返さないぞ!」
怒:「そんなに怒らなくてもいいじゃないか」
悲:「この仕事向いてないのかな・・・」
怖:「怒られたくないから、避けよう」
前向きに捉えられる人と、ちくしょーと思う人、もうダメだと諦める人。
怒られないよう危機を回避する為に、チャレンジをやめてしまう人。
最悪なのは怒られたくないがゆえ、“ミスを隠す”タイプ!
ADのTさんの場合、ひたすら落ち込むタイプでした。
まだ辞めるまではいっていないのですが、覇気もなくなり周りへも悪影響も出てきてしまいました。
そんな話をお世話になっている、ある業界の方としていたら、「僕だったら突っかかるけどね~」と言われました。
突っかかるとは「おらっ」と行くわけではなく、
「ここはどうしましょう?」「ここはこうした方が良いでしょうか?」と相談ベースで怒った人にがんがん擦り寄るそうなのです。
逃げずに向かっていけば、相手も本気を受け止めてくれるのです。
怒られたことで空気が悪くなるどころか、怒られた方の態度によって潤滑油にもなるのですね。
このくらい図太い方が業界向き!?とも言えるのですが・・・(笑)
「最近の若者は怒られ慣れていないから」とか何とか言われますが、30代の私だって同じです。
出来れば怒られたくないし、自分が悪くても怒られたらムカつくタイプです(笑)
ただ、その度に仕事を放り出していたら生きていけません。
自分はどんな人間になりたいのか、深呼吸して考えてみませんか!
≪石川かおり≫