職務経歴書作成のポイントは人それぞれ。自分にとって重要なポイントが何かを知る。
職務経歴書を作成する際のポイントは、その人の経歴や年齢によって大きく異なります。
経験の有無や年齢にこだわる傾向にあるマスコミ業界では、特にこのポイントの違いが重要です。
自分がその会社の求める人物像にあてはまっているか、求められている経験やスキルをしっかりと満たしているか、まずはここを見極めて、自分にとってのポイントを探っていきましょう。
《エントリーする職種に対して、ある程度の経験を持っている場合》
売りになるポイントは、当然ながら職務経歴の内容です。
ここはできるだけ詳しく!
経験者だからといって慢心せずに、ここを丁寧に記載する事で、その会社に対する志望度が高さを印象付けられます。
職歴が複数ある場合でも、この職種に対する経験を特に強調させて書くことが大切です。
《経験やスキルは十分満たしているものの、ややオーバースペックとなっている可能性がある場合》
求人内容としては完全に若手を求めている雰囲気。
会社の想定する人物像からすると、自分はやや年齢を過ぎている?と言う場合、書類選考を通過できる可能性は決して高くありません。
なぜなら、求人企業側が「経験者を求めてはいるけれど、そこまで高くは求めていない」可能性があるからです。
理由は「そのポジションにかける予算(=給料提示額)の問題」だったり、「部署内の年齢構成バランスの問題」など、さまざまです。
こう言った場合は、自分のキャリアやスキルばかりを前面に出し過ぎず、自己PRや志望動機などを通じて人柄が伝わるような内容を心掛け、まずは採用担当者に「会ってみようかな」と思わせる事が大切です。
《求められているキャリアやスキルに満たない場合》
経験者を求める内容に対して、全くの未経験と言う場合はやはり書類通過のハードルは高いと言えます。
マスコミ業界では、全くの異業種経験をあまり重要視していない事も多く、その部分を長々と書き連ねてもあまり効果があるとは言えません。
この場合、経験の部分は簡潔に分かりやすくまとめる程度とし、志望動機や自己PRの部分で人物アピールする事が大切です。
マスコミ業界を志望する異業種出身者の職務経歴書にはマスコミを志望している事が感じられないものも多く見受けられます。
《いずれの場合でも重要となるポイント!》
1.当たり前のことですが、丁寧に作成すること。
見た目のごちゃごちゃした職務経歴書では、あなたの経歴自体がごちゃごちゃしているように見えてしまいます。
文字サイズを変えたり、段落を揃えるなどして視認性を高める工夫を。
枚数も出来るだけA4サイズで1~2枚程度にまとめましょう。
2.謎の空白期間を作らない。
職歴にブランクがあった場合、その状況について説明が必要です。
1~2ヶ月程度であればあまり問題ありませんが、離職期間がある程度長引いた場合、企業はその期間に疑問を持ちます。
短期間のアルバイト歴まで細かく職務経歴に含める必要はありませんが、例えば、補足や備考として
「20XX年X月~X月まではアルバイトをしながら就職活動をしていました」
と言った記載があるといいですね。
3.最後に職務経歴書についてではありませんが、履歴書について。
職務経歴書をパソコンで作成した場合、履歴書は手書きが良いでしょう。
①とにかく字を丁寧に。
②空欄を作らない。日付や押印(欄があれば)など抜けがちです。
③写真は綺麗にカットし、指定の欄にまっすぐ貼り付ける。
当然の事なのですが、多くの人が出来ていないようです。