【就職・転職サポート事件簿】いざマスコミ業界へ!さて上京資金はいくら必要?
キャリアトレインの就職・転職サポートは全国の方にご利用いただいています。
当然、就職先が決まれば皆さん上京されるわけですが、事前の上京計画がいかに大切かを思い知らされる出来事がありました。
福岡県からテレビ番組制作を目指し上京予定のF君(25歳)
大学を卒業してから3年が過ぎようとしているのですが、就職はせず、アルバイトをして過ごしてきた方です。
本人なりにそれではいけないという意識もあり、以前から興味を持っていたテレビ業界にチャレンジすることになったのですが・・・。
キャリアトレインの就職・サポート面談に訪れた際は、勤務開始予定日を内定から1ヶ月後に設定していたF君。
順調に某テレビ番組制作会社の面接をパスして、スタートを切れることになったのですが、勤務開始日が2ヵ月後に延びる事態に!
理由は1つ。
お金がなくて上京出来ない!!!
就職が決まり上京してくる方を山ほど見てきた私ですが、土壇場でお金がないと言われたのは始めてでした。
上京資金として以下について考えなければなりません。
<引越し資金>
・敷金(家賃の1~2ヵ月分)
・礼金(家賃の1~2ヵ月分)
・不動産屋さんへの仲介手数料(家賃の1ヶ月分)
・前家賃(家賃の1ヶ月分)
※一般的な賃貸契約時の例です。この中で用意しなくても契約出来る物件もあります。
上記例で言うと、例えば家賃6万円の物件ならば、24万円~36万円くらい契約時に必要となります。
<家具・家電等の生活必需品>
洗濯機、冷蔵庫、テレビ、その他諸々は買い揃えなくてはなりません。
中古やもらい物を駆使し、とりあえずなくては困る最低限のものを揃えます。
だいたい皆さん5万円~10万くらいかかるようです。
<生活費>
初任給は働いてすぐに支給されるとは限りません。
最低1ヶ月分の生活費は準備しておかなくてはなりません。
・家賃
・光熱費
・食費
・携帯代
・消耗品代
・娯楽費
・交際費
・税金や保険料など
家賃5~6万円の一般的な20代前半で、月12万円~15万円と言ったところのようです。
あらま、これら全部足すと・・・
40万円~60万円くらいは上京資金として準備しておかなければならないですね。
新卒の方や20歳そこそこの方の場合、親御さんが協力してくれるパターンが多いようですが、F君の場合は20代も半ばでバイト生活ならば自分の力で貯金しておいて欲しかった・・・。
賃貸契約で費用が抑えられるゲストハウスやシェアハウスなどもあたっているようですが、なかなか結論が出ません。
採用企業もF君の事情を理解してくれて入社日の設定を待ってくれていますが、会社によっては内定を見直すところもあります。
F君なりに一生懸命動いているようなので、私も出来る限り協力したいと思いますが、これから上京する皆さんもお金の計算は就職・転職活動には必須ということを是非意識してください。
≪石川かおり≫