これも就活・転活マナー!出されたお茶から選考は始まっている!?
2014年5月15日
ある芸能プロダクションで面白い話を聞きました。
芸能マネージャーの募集面接で、40代のベテランマネージャーを呼んだ時のことです。
経験は十分なので、あとは会社との相性が問題でした。
この芸能プロダクションは社員の平均年齢が若く、1番上が社長で40代だそうです。
同じ40代の方を中途採用するには、今居る社員達とうまくコミュニケーションを取れる方なのかが大事になります。
さらに社員数は5名ほどの少数精鋭企業です。
1名採用するだけでも慎重にならざるを得ません。
まずは人事担当者との面接でした。
たまたま社員全員が外出中だったこともあり、社長がお茶を出すことになったのですが・・・。
社長: 入室「失礼します」
応募者: 無反応
社長: 「どうぞ」お茶を出す
応募者 :無反応&無言
社長: 「???」退出
お茶を出しても会釈1つしない応募者の態度に、社長はモヤっとしたままその場をあとにしました。
こんな様子だから面接も良い感じで進まないのかと思いきや・・・。
人事担当者曰く、「とても感じの良い方」だったそうです。
あまりにも社長の印象と一致しない人事担当者の話に社長のモヤモヤは増す一方。
『相手によって態度を変える人』
なのかも知れません。
結果としては、第一印象が良くなかったことが災いし不採用。
応募者としては、お茶を出してもらう時が第一印象になるなんて想像していなかったのでしょう。
お茶を出す係りの人が社長だったなんて・・・。
私も登録面談で来社した方にお茶を出すのですが、ほとんどの方が「ありがとうございます」とか会釈をしてくれます。
たま~に、完璧に無視されることもありますが、そういった方は面談してみてもまったくコミュニケーションが取れない方です。
お茶1つにも選考は始まっていると心得ましょう!
≪石川かおり≫