就職・転職サポート面談で求職者の方と話していると、
こんなことを言う方がたま～にいます。

「尊敬出来る先輩の言うことなら聞きます。」

マスコミ業界、特にテレビ業界はまさに職人の世界。
先輩や上司が時には厳しく接したりもします。
一般企業に比べるとやや言葉や態度が強い部分もあります。
それらへの耐久性も向き不向きの一部となります。

始まる前から「尊敬出来る先輩の言うことなら・・・」という条件が付いてしまうと、
何につけても耐えられるのか？正直言って不安になってしまいます。

尊敬出来る人に巡り会えたら幸せなことです。
有名人や歴史上の人物ではいるかも知れませんが、
会社の先輩や上司で！？尊敬出来る人・・・います？？？

そりゃ長い社会人人生では巡り会えるかも知れませんが、
ピンポイントで入社した先の先輩のことを尊敬出来るかどうか・・・。

しかも指示を出すのは1人や2人の先輩からだけではありません。
テレビ業界の仕事は大勢の人と関わる仕事です。
全員尊敬するわけにはいかないとなると、
指示を受けたり怒られたりするのはうんざりになりますよね。

新人が指示を受ける人を選り好んでいる場合じゃないわけです。

『可愛がられ力』と言う言葉があります。

『人と積極的に関わって、信頼関係を築く力』のことだそうです。

『可愛がられ力』がアップすると、
先輩や上司からいつも良いアドバイスをもらえる人になれるそうです。

いつも良いアドバイスをくれる先輩や上司なんて尊敬しちゃいますよね。

つまり、自分の行いや態度によって、
的確なアドバイスをくれて自分を引き上げてくれる人
イコール尊敬出来る人が作られるのです。

やがて自分自身も後輩から尊敬出来る先輩となるわけです。

誰の言うことでも素直に聞ける心を持っていた方が、
みんなに可愛がられるので、
結果的に働きやすい環境を作ることが出来るのです。