近年、マスコミ・エンタメ業界全体的に女性スタッフが明らかに増えている。

テレビ局内のスタッフルームを見渡せば女性がかなり目に付く。
番組制作会社にお邪魔すれば、これまた女性が多い。
映像編集のスタジオでも女性エディターやMAミキサーも多い。
芸能プロダクションは女性だけの会社もたくさんあったり。
イベント企画・制作会社でも女性の採用率がかなり高い。

当然!?
若い男女が長いこと同じ時間を共有していれば、
『職場恋愛』も発生するわけで・・・。

2年くらい前に、キャリアトレインの就職・転職サポートを利用して、
ある映像編集会社へ編集アシスタントとして入社したKさん(25歳)と、
同僚で同じく編集アシスタントのT君(27歳)が結婚するという報告を受けた。

アシスタント同士で時間の自由もなくハードに働いているだろうに、
い、いつの間に!!!

この二人の場合、無事にゴールインしたので良いのだが、
中には同じ職場でくっ付いたり別れたり、
ごたごたして周りに迷惑をかけるパターンもある。

以前、ある番組制作会社のアシスタントディレクター(AD)の女性と、
同じ会社で働く先輩ADが付き合っていて、
そこまでは良いのだが、二人が喧嘩をする度に、
会社内にその雰囲気を持ち込んで、周りが気を使い・・・。
さらにその二人が別れた時には女性の方がいきなり会社に来なくなってしまい・・・。
ごちゃごちゃしたあげく、二人とも会社を辞めることになってしまった。

これはまだ良い方だ。

男女問題で一番困るのは『セクハラ』に発展する出来事だ。

ある番組制作会社に勤務するIさん(22歳)という可愛い女性ADがいた。
その子にちょっかいを出すディレクターが困ったものだった。

本当に好きでアプローチしていたのかは謎のままだが、
Iさんはまったくその気がないので、
どうかわしたら良いものか、いつしか最大の悩みになってしまった。

強面で知られるこのディレクターのご機嫌を損ねると仕事がしづらくなるのでは。
そう考えたIさんはあからさまに拒否することも出来ず、
毎晩のように飲みに連れまわされていた。
周りもこのディレクターが怖いので何も言えず。

もう、そう思わせてる時点で完全なる『セクハラ』!!

ある時、Iさんがきちんと拒否反応を見せたとたん、
ディレクターの態度も一変。
Iさんへのあたりが厳しくなり、とうとうIさんは退職してしまった。

これはまったく笑えない『セクハラ』の話だが、
時には『セクハラ』を巧みにかわす力も働く女性には必要なのかも知れない。

特にマスコミ・エンタメ業界は、まだまだ一般企業と比べておふざけが過ぎる傾向がある。

テレビ番組局内で勤務している番組制作デスクのMさん(30歳)は、
ディレクター達のセクハラトークをバシバシかわしている。
まるで漫才でもやっているかのような会話に周りも乗っかり、
悪ふざけに終わりが見えないくらいだ。

セクハラまがいの会話を肯定するつもりはないが、
忙しいスタッフ達の間に笑いが生まれていることは事実なのだ。

個人的な意見として、
男性スタッフからの“いじり”に、いちいちメソメソしているようでは業界での勤務は務まらない。

そのくらいの機転と空気を読んだ愛嬌は、
“女の武器”として使えるくらいになって欲しい。

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