第二新卒になりたい!?早期退社で明るい未来を夢見る勘違い
2013年5月1日
求人情報でよく見かける・・・
「第二新卒歓迎!!」
第二新卒の専門求人サイトなんていうのもあるくらい。
熱気を感じるキーワードではありますが、大変な大間違いをしていた男性のお話しをします。
四年制大学を卒業し、新卒で番組制作会社に入社したM君は、アシスタントディレクター(AD)として1歩を踏み出しました。
その矢先、とんでも発言が!
「僕、もう少ししたら辞めて第二新卒になりたいんですよ」
「ん?」
「第二新卒になりたい???」
ここで第二新卒の定義をおさらい
法律で決まっているとかではないけれど、一般的にはこんな感じです。
■新卒として入社して3年以内
■正社員・契約社員・派遣社員としての勤務経験
■年齢で言うと25歳くらいまで
M君は、新卒ですぐに辞めれば第二新卒になれると思っていたのです。
確かに、第二新卒を対象とした求人は多く、社会人経験を認められるので求人の幅も広がる。
企業としては、新卒として入社した会社で、ビジネスマナーや基本的な仕事のやり方などを身につけている若者が採りたいのです。
たかが数ヶ月で辞めた新卒を第二新卒とは認めません。
「続かない子」
「我慢が足りない子」
「うちもすぐに辞めるかな」
それぞれ退社の理由はあるにしろ、良いイメージを抱きにくいのが現実。
そもそも、第二新卒とはていのいいの言い方なのです。
求人情報には基本『年齢制限』を記載してはいけません。
ですので、代わりの表現として、
第二新卒 イコール 20代半ばくらいの若者
というわけです。
1年で辞めたらNGとか、
3年で辞めたら対象になるとか、
厳密には企業の判断になりますが、
早期退社して得なことなんてないということはわかって欲しいです。
第二新卒とはまぎれもない中途社員。
「何も出来ないけど採用してください」では通らない。
新たな職が未経験チャレンジでも、社会人としてのベースを持って勝負して欲しい。
≪石川かおり≫
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