「新年度になったら転職しよう」と考える人は、結構多いです。

特に3月〜4月にかけては転職市場が活発になり、実際に動き出す求職者も増えるタイミングとも言えます。

では、なぜ新年度に転職を考える人が増えるのでしょうか?

このブログでは一般的な理由に加え、マスコミ・エンタメ業界ならではの事情、そして転職成功のために押さえておきたいポイントを、人材紹介会社の視点でご紹介します。

新年度に転職を考える人が増える主な理由

1. 「区切り」がつきやすいタイミングだから

日本企業の多くは4月が年度のスタートです。

3月で期末を迎えるため、業務やプロジェクトに一区切りがつきやすい時期でもあります。

・担当業務が完了する
・チーム体制がリセットされる
・引き継ぎがしやすい

このような理由から、「辞めるなら今がベスト」と考える人が増えます。

心理的にも“やり切った”という感覚を持ちやすく、次のステップに進みやすいタイミングです。

2. 人事異動や評価結果への納得感

3月は人事評価や昇給・昇格が決まる時期でもあります。

・期待していた評価が得られなかった
・昇進のチャンスを逃した
・希望しない異動が決まった

こうした出来事は、転職を考える大きなきっかけになります。

「この会社でのキャリアに限界を感じた」と判断し、新年度を機に環境を変えたいと考える人が増えるのです。

3. 新しいことを始めたくなる“心理的リセット”

4月は新生活・新学期など、世の中全体が“スタート”の空気に包まれます。

・何か新しいことに挑戦したい
・環境を変えたい
・キャリアを見直したい

こうした前向きな動機が生まれやすいのも、新年度ならではの特徴です。

特に20代の若手層は、「今動かなければ」という気持ちが強くなり、転職活動に踏み出すケースが多く見られます。

4. 求人数が増えるタイミングである

企業側も新年度に向けて採用を強化する傾向があります。

・新規プロジェクトの立ち上げ
・欠員補充
・組織強化

このような背景から、3月〜4月は求人が増加しやすく、選択肢が広がる時期です。

求職者にとっては「動くなら今」という合理的な理由にもなります。

マスコミ・エンタメ業界ならではの転職理由

ここからは、マスコミ・エンタメ業界に特化した視点で見ていきましょう。

この業界には、他業界とは異なる“転職のタイミング”が存在します。

1. 番組改編・シーズン切り替えの影響

テレビ業界を中心に、4月と10月は「番組改編期」と呼ばれています。

・担当番組が終了する
・制作チームが解散する
・新番組への異動が発生する

このタイミングでキャリアの見直しを行う人が多く、「このまま同じ働き方を続けるべきか?」と考え、転職を決断するケースが増えます。

2. 長時間労働・働き方への見直し

マスコミ・エンタメ業界は、やりがいが大きい一方で、働き方に課題を感じる人も少なくありません。

・不規則な勤務時間
・長時間労働
・休日が取りづらい

新年度という節目に、「この働き方を続けていいのか」と見直す人が増えます。

特に20代後半に差し掛かるタイミングで、ライフスタイルを考慮した転職を検討する傾向があります。

3. キャリアの幅を広げたいという意識

この業界では、若いうちから幅広い経験が積める反面、「このままで良いのか」と不安を感じる人もいます。

・制作だけでなく企画に挑戦したい
・デジタル領域に関わりたい
・別の職種(広報・PR・配信など)に移りたい

新年度は、こうしたキャリアチェンジの決断を後押しするタイミングです。

4. 契約更新・プロジェクト終了のタイミング

制作会社やフリーランスに近い働き方の場合、

・契約更新のタイミング
・案件終了

が3月〜4月に重なることも多く、自然な流れで転職・転身を検討するケースが見られます。

新年度の転職を成功させるために

新年度は確かにチャンスの多い時期ですが、同時に競争も激しくなります。

そのため重要なのは、

・早めに情報収集を始める
・自己分析をしっかり行う
・業界理解を深める

といった“事前準備”です。

特にマスコミ・エンタメ業界は、求人の公開期間が短かったり、非公開求人が多かったりと、情報戦の側面が強い業界です。

タイミングを逃さないためにも、信頼できる情報源を持つことが重要になります。

キャリアトレインより

新年度に転職を考える方は、「なんとなく環境を変えたい」という気持ちからスタートするケースも少なくありません。

しかし、そのまま勢いで動いてしまうと、結果的にミスマッチにつながる可能性もあります。

私たち人材紹介会社としては、

・なぜ転職したいのか
・どんな働き方を実現したいのか
・将来的にどんなキャリアを築きたいのか

といった軸を整理した上での転職活動をおすすめしています。

特にマスコミ・エンタメ業界は、「好き」だけでは続けるのが難しい一方で、適切な環境に出会えれば長く活躍できる魅力的な業界です。

新年度というタイミングを、単なる“区切り”ではなく、“キャリアを前進させる機会”にするためにも、ぜひ一度プロに相談しながら進めてみてください。

皆さんに合った選択肢を、一緒に見つけていきましょう。

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国家資格キャリアコンサルタント
石川かおり