【25歳】転職相談増!マスコミ・エンターテインメント業界志望の第二新卒とは
まだ9月になって1週間程度ですが、なぜか今月は【25歳】の方からの応募が圧倒的に多い!
もっと言えば、24歳~26歳の応募が9割。
いわゆる【第二新卒】の方からの応募が多くなっています。
年齢層の高い求人には強くないキャリアトレインとしては、まさにターゲットとなる世代なのですが、相談内容は第二新卒世代ならではです。
Q.第二新卒とは?
4年制大学卒業の場合、25~26歳ぐらいまでの方を言います。
25歳以下または新卒入社から3年以内の方を第二新卒とする企業もあります。
第二新卒の採用は企業にとってメリットがあります。
・ビジネスマナーなどの基本となる教育をしなくてもよい
・特定の企業文化に染まっていないので柔軟に物事を考えられる人材が採用できる
・ビジネスの基礎が身についているので、比較的短期間で戦力になる可能性が高い
・新卒で採りきれなかった若手層の採用ができる
・内定後1~2か月程で入社が可能
第二新卒はZ世代(1990年後半以降に生まれた世代)も含まれます。
おおむね26歳以下というところでしょうか。
Z世代の第二新卒を対象とした転職活動に関するアンケート結果があります。
Q.前職もしくは現職の退職理由は何ですか?
下記の回答が多くなったそうです。
「仕事が自分に合わなかった」
「社風が合わなかった」
「ワークライフバランスが取れなかった」
「入社前に聞いていた条件と違っていた」
「労働時間が長かった」
キャリアトレインの転職サポートを利用される第二新卒の方からも、同じような退職理由を聞きますが、マスコミ・エンターテインメント業界への転職を考えているだけあって一般回答とは少し違う部分があります。
第二新卒世代の転職相談
◎テレビ番組制作アシスタントディレクターUさん(25歳)
▶「制作ジャンルを変えたい」
Uさんは大学卒業後、テレビ番組の制作会社に入社して4年目となります。番組制作に興味があってテレビ業界に入ったものの、当初はこれといった目標がありませんでした。しかし、ADとして番組制作に携わるうちにやりたいことが見つかりました。それは、CMやWeb動画など、テレビ番組以外の映像を制作したいと考えるようになったのです。
・転職のタイミング
これまでの様子を見ていると、所属会社には2か月くらい前までには退職の意思を伝える必要があると考えています。なるべく早いタイミングでの転職を希望することになりました。
・問題は?
テレビ番組制作の経験を活かせる可能性は十分ありますが、例えばCM制作会社の場合、CMを制作したことがある方を求める傾向もあります。
・解決策
制作ジャンルを変えることにより、具体的にどんなことをしたいのか説得力を持たせるレベルまで希望を深堀りしていくことになりました。
◎システムエンジニアYさん(26歳)
▶「本当に興味のある仕事に挑戦したい」
都内ソフトウェア会社で働くYさんは、30歳に近づくにつれて、現在の仕事に疑問を持つようになりました。本当はエンターテインメント業界に興味があり、芸能人をサポートするような仕事に以前から憧れがありました。芸能マネージャーという仕事を調べるうちに、若いうちにチャレンジしようと決意しました。
・転職のタイミング
新卒の教育係となっている為、今期の転職は難しい状況。来年4月入社の転職を目指して活動することになりました。
・問題は?
コロナによって採用活動に消極的な芸能プロダクションが増える中、まったくの業界未経験者の枠も減少しています。
・解決策
転職時期まで時間があるので、チャンスがあった時にすぐ行動できるよう応募書類を整えることになりました。また、多くの応募者の中から選ばれる為に、業界や職種への知識を深め、高い志望度をアピールできるよう準備することに。
上記のお二人は転職に向けて動き出しましたが、中には相談して気持ちを整理したことにより、現職に残る決断をした方もいます。
もちろん第二新卒世代でなくても同じような希望を持ち、悩みに直面している方もいます。
社会人経験を積めば、また新たな課題が出てくるわけで、悩みは尽きないものです。
こんなご時世ですから、ひとりで悩んでいないで誰かに相談できるのは結構救いになるかと思います。
ぜひお気軽にお問い合わせください!
<石川かおり>