テレビ番組を制作している会社もあれば、イベントを制作している会社もあります。

一口に“イベント”と言っても、色々な種類のものがありますが、普段皆さんが何気なく参加しているイベントはどのようなものでしょうか？

また、イベント制作会社にはどのような会社があるのでしょうか？

“イベントを作る”仕事に興味をお持ちの方は、どんなイベントを作ってみたいですか？

イベントの種類

簡単に言うと、何が目的でイベントを行うのかによって手段が異なります。

例えば、目的別に下記のようなイベントがあります。

■販売促進
・展示会、見本市
・デモンストレーションイベント
・新商品発表会

■情報発信
・講演会
・シンポジウム
・セミナー

■集客
・芸能系イベント（コンサート、演劇など）
・就活イベント
・ファッションショー

■モチベーション向上
・社内イベント（社員総会、運動会、株主総会など）
・セレモニー、式典
・ビジネスイベント

■交流
・文化継承お祭り
・フェスティバル
・スポーツイベント

ファッションショーは集客の先に販売という目的もあり、上記のようにぴっちりと種類分類できるものではありませんが、イベントが行われる背景には様々な目的があるのです。

参考：マスコミ業界AtoZ『なるほどイベント業界！』

イベント制作会社とは？

イベント制作に携わっている会社にも色々あり、おおまかに2つのパターンの会社があります。

①イベント業務請負
イベント主催者から業務を委託され、下記のようなことを行います。
案内、受付、サンプリング、出演者アテンド、機材の搬入・搬出、備品の手配、スタッフの手配、警備など。

②イベント制作
他の会社から依頼を受けるのではなく、自社で企画を行い、通ったものを実行します。
イベントを企画・制作・演出・運営など、トータルでプロデュースします。

請負もするし、自社企画でプロデュースもする会社も多々あります。

また、イベント制作会社によっては自社の強み（得意とするイベント）を持っている会社もあります。

例：
フードイベント
モータースポーツ
海外イベント　など

求人例：「モータースポーツイベント「企画」「演出」スタッフ募集！≪未経験者歓迎≫」

イベント業界に就職・転職

昨年、キャリアトレインの就職・転職サポートでイベント業界に入った方には下記のような方がいました。

◎新卒
大学時代、文化祭実行委員だったNさんは、イベント運営を仕事にしたいと考え、某イベント企画制作会社に就職しました。入社3ヶ月でタレントのキャスティングを任され、新入社員でも積極的に企画提案をしています。

◎AD経験者
テレビ番組の制作会社でADをしていたKさん（25歳）は、夏に行われるテレビ局のイベントに番組班として参加したことがきっかけで、イベント作りの楽しみに気が付きました。番組制作と仕事の流れが似ているところもあり、違和感なくイベント業界に入ることが出来ました。

◎販売員
有名アパレル店で販売員をしていたTさん（26歳）は、店で行われた新商品PRイベントでプロモーションに興味を持つようになりました。イベント開催までの調整や当日の運営など、自分に向いていると感じ、イベント企画制作会社に転職しました。

昨今、エンタテインメント業界ではリアルイベントの開催を強化している会社が増えています。

東京オリンピックに向けて、スポーツに関連したイベントや海外との交流イベントも盛り上がりを見せてきました。

イベント業界に興味をお持ちの方は、今入ったら面白い時期なのではないでしょうか！

≪石川かおり≫