年末から?年明けから?転職活動に適した時期

2018年11月7日

転職

「TBSの大晦日はSASUKEかぁ・・・」

年末年始の特別番組情報が公開される時期になりましたが、転職を考えている求職者の皆さんもどう動こうか悩ましい時期なのではないでしょうか。

「企業は年末年始休暇があるから、年明けから動いた方が良いのでは?」
「いや、自分自身の年末年始休暇を利用して準備した方が良いかも?」

年末年始を意識し始めるこの時期は、転職活動を行う求職者の皆さんが二極化する時期でもあります。

①年末年始は何となく落ち着かないので転職活動は年明けから
②12月にボーナス貰って転職活動を本格始動

どちらも年末年始を境に転職活動を始めているので、大差はないのですが、出来れば年内に転職の準備や情報収集を終えておいた方が企業の採用計画に乗りやすくなる印象はあります。

年末年始の求人数

マスコミ・エンタメ業界でも年末年始休暇を取る企業がほとんどです。

生放送や特番の制作があるテレビ業界では、少しずらして冬期休暇となる例外もありますが、ほとんどの企業で年末年始休暇を見据えた動きがそろそろ始まります。

そうなると、年末年始にかかるような求人はかけないので、求人数も少なくなる時期だと思われがちです。

実は、まったくそんなことはないのです。

年末年始を意識し始めるこの時期は、翌年以降の制作番組や会社のスケジュールが見え始めるので、各企業で求人計画が立てられるようになります。

求人が増加傾向になるのは、翌年以降を見据えたこの時期だと言えるのです。

実際、キャリアトレインの転職サポートの転職成約実績を見てみると、昨年は11月~年明け1月の制作が1年のうちで高くになっています。

つまり、求人数が増加傾向にある今の時期から動き出して、年内や年明け早々には転職を決める方も多いのです。

また、上記の求職者の動きにもあるように、12月のボーナス支給後に退職する方も多くいます。

退職者が出始める賞与時期の前後1ヶ月くらいに、企業は空きが出たポジションを補充しようとします。

さらにさらに、3月に決算時期をむかえる企業は多いのですが、決算前に採用費(広告宣伝費など)として計上しようと考える企業も多いのです。

新卒が入る前に

マスコミ・エンタメ業界では、中途採用を積極的に行っている企業が多く、採用後なるべく早く入社してくれる方を募集しています。

未経験の中途採用の場合、積極採用している時期とそうでない時期があります。

そうでない時期というのが、新卒が入社する時期にあたる3月~4月です。

各企業では、「新卒が入ってくるので様子を見よう」というモードになり、同じ未経験者ならば新卒の教育を優先する時期になります。

ネガティブな話しですが、離職率が高いマスコミ・エンタメ業界では、新卒の早期退職もあります。

6月くらいから、退職する新卒も出始め、夏にかけて中途未経験者の採用募集も復活するというわけです。

ただ、新卒の想定採用人数を下回ってしまった企業も毎年たくさん出てきます。

また、マスコミ・エンタメ業界では中途採用がメインで、新卒定期採用を行っていない企業もたくさんあるので、一概に3月~4月にチャンスが減るとは言えませんが、このような傾向は毎年みられるということです。

どの業界の企業でも昨今は年がら年中求人をかけているので、求人の増減や転職に適した時期というものは、これまでとは崩れていることは確かです。

ただ、新しい年になる年末年始は上記のような理由もあり、転職活動を行うのは適した時期と言えます。

転職をお考えの皆さんは、そろそろ相談にいらしてみてはいかがでしょうか?

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≪石川かおり≫

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