【人柄重視の採用】企業はどこを見ている?
求人情報を見ていると、こんな記載を目にすることはありませんか?
【人柄重視の採用です!】
求職者(応募者)の人柄が良ければ必ず面接や採用になるわけではありませんが、求人企業にとって最低限必要な経験やスキル・資格などがクリアしていれば、「人柄を重視して採用しますよ」という意味です。
もっと求職者(応募者)にチャンスを提供する会社の場合、経験・スキル・資格なんて本当に度外視して人柄のみを重視するところもあります。
それほど、人柄は採用する上で大事なポイントであり、【一緒に働きたい人物】であるかどうかを求人企業は知ろうとするのです。
例えば、同じような条件の求職者(応募者)が2人いたら、人柄が良い方を採用しますよね?
これまで就職・転職をサポートさせて頂いた求職者の採用不採用でも、「嫌な奴だけど、スキルが高いから採用」というよりも、「スキルは足りないんだけど、良い人だから採用」の方が圧倒的に多く見聞きしてきました。
人柄をどこで判断しているのか?
“良い人”と、簡単にその人の人柄を表しますが、採用時には“良い人”の中に企業が求める人物像が含まれています。
■第一印象
⇒職種によっては、その人の持つ印象で左右されることも。
■コミュニケーション能力
⇒協調性や話す力、聞く力などが円滑であるか。
■意欲の高さや働く意思は?
⇒きちんと仕事について自分なりに調べているか。
■考え方やモチベーションは?
⇒どういったことにやりがいを感じ、ポリシーはあるのか。
■会社のカルチャーにマッチしているか
⇒社風や理念に共感出来そうか。
面接の少しの時間で、求職者(応募者)の人柄すべてがわかるわけはありません。
そもそも面接なんてそんなもので、「たった数十分で私の何がわかったの!?」ってなものです。
そうなると、やはり履歴書以外の部分で判断するならば、印象や人柄がポイントとなるのは致し方ないのかも知れません。
人材紹介会社への依頼
人材紹介会社は求人企業から依頼されて、企業が求める人材を探すのが仕事です。
その中で、「人柄を重視してください」という依頼もあります。
未経験者歓迎の職種では、ほとんどと言っても良いかも知れません。
人材紹介会社としても上記のような点を見て、その会社にマッチした人柄の候補者をお探しするのですが、当然ながら会わないとわかりません。
そこで登録面談が存在するのです。
ただ求人のやり取りや事務的なことならばわざわざお越し頂かなくても良いのです。
求職者の皆さんと対面し、その方が持つ印象や熱量(やる気)みたいなものを感じ取り、企業にお伝えすることは実は重要なことなのです。
求人企業にエントリーする際、必ずと言っていいほど、「どんな方ですか?」と聞かれます。
それは履歴書や職務経歴書に書いてあること以外を知りたいからです。
メールや電話でのやり取りでも十分伝わることはあるのですが、業界未経験者の場合は、人柄押しになることも多く、よりアピール出来るように面談を活用しています。
仕事はチームワーク
ビジネスにおいて、社員が良い人かどうかなんて関係ない。
職場は仲良しごっこじゃないんだ、仕事が出来れば良いんだ、という意見やそういった世界もあるかと思います。
しかし大概の仕事は一人でやるものではなく、チームであったり、クライアントがいたり、対人は避けられないかと思います。
そこで人柄が重要になってくることは容易に想像出来るのではないでしょうか。
≪石川かおり≫