テレビ番組制作会社のSNSが応募の決め手!
先日、キャリアトレインの就職・転職サポート面談にお越し頂いた求職者の方が、改めて考えさせられることをおっしゃいました。
この方はテレビ番組のアシスタントディレクター職を希望しているので、希望に沿うような番組制作会社の求人を何社かご紹介しました。
その中から実際にエントリーする企業を絞り込む為、数日ご検討頂いたのですが、2社のエントリー希望を受けることになりました。
残りの企業はどうして選択されなかったのかと言うと、、、
「Facebookやブログ等で会社の雰囲気がわからない為、入社後をイメージ出来ない」と言うのです。
私はつくづく思いました。「こういう求職者の生の声を求人企業に聞いてもらいたい!」
キャリアトレインはマスコミ業界に特化した人材会社の為、【テレビ番組のアシスタントディレクター職】だけでも常時100社以上の求人を取り扱っています。
その中から求職者にマッチした求人をご紹介するわけですが、求職者に求人票を見せながら、「こういう会社で、こんな番組を制作していて、こんな成り立ちで、このような人がいて、、、」と、いくら口で説明しても、何か特徴があったり、一般の方でも知っているような番組制作会社でない限り、大きな差別化は出来ないのは事実です。
そもそも、求職者に紹介出来ると言う時点で、信頼のおける番組制作会社なので、私の熱の入れ具合も同じようになってしまいます。
求職者としては、紹介された求人の中で比較することになるのですが、そこで差がつくのは企業がどれだけ採用活動に本気で取り組んでいるかです。
転職者の9割が「ホームページから企業を判断している」
「求職活動における企業ホームページの利用状況に関する調査」ディップ調べ
企業のホームページを見ないで入社希望を出す求職者などあり得ませんが、私が人材業に携わり始めた10うん年前は、ホームページがない番組制作会社もまだまだありました。
今や、「ホームページのない会社」と検索するだけで、「ブラック」「怪しい」「危ない」と物騒な検索結果がズラズラ出てくるのが現状です。
採用に本気の企業はホームページはもちろん、“ソーシャルリクルーティング”も積極的に展開しています。
企業SNSが応募の決め手
ソーシャルリクルーティング=SNSを活用した採用活動です。
冒頭のアシスタントディレクター希望者が感じたように、企業が発信するFacebookやブログなどのSNSが応募の決め手になるのです。
SNSを使用している就活生は?
「2016年卒学生の就職意識調査」HR総研調べ
SNSを利用していない就活生は数%に過ぎません。
なのに、企業がSNSを使わず入社希望者を集めようとするのは本気度を疑います。
ソーシャルリクルーティングをすることで、、、
・会社への理解が深まる
・他社との差別化を図る
・会社の雰囲気が伝わる
・企業文化が伝わる
・応募企業の候補になる
・求職者との繋がりが作れる
応募者数を増やし、入社後のアンマッチも防ぐことが出来るかも知れない!
ソーシャルリクルーティングはやらないよりやった方が良いのは明確です。
SNSを利用している求職者の中には、「就活ではSNSを利用しない」という方も多々います。
「就職・転職活動をしていることを大っぴらにはしたくない」
「プライベートで使用しているSNSで企業と繋がりたくない」
こういった理由から、Facebookに「イイね!」やTwitterのフォローが増えないこともあります。
企業の採用担当者がいくら頑張っても効果が見えないこともあります。
それでも継続することが大切なのです!
途中で頓挫したSNSほど最悪なものはありません。
ちっとも更新していないホームページは死んでいます。
求職者も企業を“知る”ことが必要
求職者も企業が発信しているSNSをきちんと見ることが大事です。
例え、企業アカウントがなかったとしても、そこで働く社員のSNSアカウントまでたどり着くことがポイントです。
「社員のSNSアカウントを見る」ことで、わかることもあります。
・会社の雰囲気
・人間関係
・働き方
・不平不満
・社員のキャラクター
あまりにもネガティブな情報が綴られていると応募することに不安を覚えますが、「このような社員がいる会社は素敵だな」と思えることもあります。
応募前、面接前に可能な限りの企業情報を入手することをお勧めします。
《石川かおり》