「特にありません」で不合格!その会社、本当に入りたい???
就職・転職サポート面談で、もうどうしたら良いのかわからなくなる時があります。
例えばせっかく地方から上京して来社いただいたのにもかかわらず、何も質問がない方がいます。
マスコミやエンタメ業界の説明を一通り終えて、、、
私 「何か質問ありますか」
就職・転職希望者 「特にありません」
がく、、、
何も質問がないなんて!会社や学校を休んで交通費かけて!もったいない。
「就職・転職サポート面談は企業面接ではないので、気軽にどんなことでも聞いてくださいね~」とハードルを下げてもないものはない、、、
質問の内容で、就職・転職希望者がどのようなことを不安に思っているのかはかり知ることが出来ます。
何も質問がない状態ではフォローのしようもありません。
質問しない人の心理
質問が何もないという方は10人に2人くらいはいます。
どちらかというと在学生やお若い方に見られるのですが、どうしてだろうと考えてみました。
・興味がない
・こんなこと聞いたら変かな?と恐れている
・人の話を聞いていない
・理解していないから何を聞いたらいいかわからない
わざわざ就職・転職サポート面談に来て「興味がない」というもの理解出来ませんが、1番困るのは下記のような方です。
知ったかぶり
無知だと思われたくないのでしょうか?何を聞いても「わかってます」と言う方がいます。
その方の環境や経験から考えても、「何でそんなことを知っているの?」ということまで「わかる」と言います。
仕事に就いてから「こんなはずじゃなかった」の割合が多くても知らないですよ。
質問しないだけでNG
ある企業では採用HPにでかでかとこんな風に記載されています。
【質問しない学生さんは要りません。】
この企業曰く、質問は好奇心の現れなのだそうです。
企業が求める人物像は「好奇心旺盛で素直な人」
質問しないような人には「好奇心」は感じづらいかも知れませんね。
質問1つで分かれる合否
マイナス評価につながるようなつまらない質問はNG
質問はすればいいわけではありません。
してはいけないNGな質問
・給与、福利厚生、残業について
・事前にちょっと調べればわかること
《ワンポイント》
キャリアトレインのような人材紹介会社経由で企業選考を受けた場合、給与や残業などの聞きづらいことは人材紹介会社にお任せすることが出来ます♪
質問タイムをアピールタイムに
・入社後のイメージが出来ていることをさりげなく取り入れて質問
・「私はこう思うのですが」と自分の考えを述べてからの質問
・これまで自分が経験した仕事例や実績を交えて質問
質問することで、やる気やこれまでの経験値、企業リサーチの精度などをアピールすることも出来ます。
「我々は、自分に興味を抱く人間に対して興味を抱く」
これは古代ローマの喜劇作家プブリウス・シルスの名言です。
人は自分に興味を持ってくれる人を好きになるとも言います。
企業面接も同じです。ろくな質問もなければ自社に興味がないとする面接官もいるでしょう。
応募者は無理に質問をこねくり出すのではなく、自分がその会社・仕事に就いたらどうなるのかイメージすればおのずと「こんな時は???」と疑問が沸いてくるはずです。
何も沸いてこないのであれば興味もなければ想像することすら出来ない状態です。
別の道を探した方が良いかもというバロメーターになり得るのかも知れません。
《石川かおり》