【ショック!こんな会社は嫌だシリーズ】第13回:伝家の宝刀!?新人の放置プレイ!早期退職を防ぐために今すぐ出来ること
早期退職という不幸な結果を招く原因その①は・・・
「新人のほったらかし」です!
これまでに、「なんだかんだ言っても最初が良くなかった」と思える早期退社を嫌と言うほど見てきました。
今日もこのことを痛感する出来事がありました。
ある番組制作会社に新卒で入社したKさん(23歳)は、活発で元気を絵に描いたような女性でした。
番組制作のハードさも理解して、やる気満々で入社したのですが、4ヶ月経った今、突然の退職となってしまいました。
うつ病という言い方はしたくないのですが、モチベーションの低下が精神的にきているのは間違いないようです。
あんなに何でも積極的で情熱に溢れていたKさんが、プライベートの趣味でさえやる気が出ないほど無気力になってしまったのです。
人間関係も仕事のハードさも問題なかったとKさんは言うのですが、よくよく聞けばこのような事態になった原因の1部が見えてきました。
入社初日、Kさんの席は用意されていませんでした。
誰かが慌てて空席と思われる机を片付けて急ごしらえとなったようですが、少なからず望まれて入社したと思っていたKさんはプチショックだったそうです。
「そんなこと」と思う人もいるかも知れませんが、初めての就職でわくわくドキドキして出社したら席がない・・・は結構嫌じゃないですか?
Kさん以前にも同じような例があったのですが、出社したら席はなく、ほぼ1日中立たされていた方もいました。
当然この方も早期退社に至りましたが、後からこの事実を聞いてびっくりしました。
立たされている間、誰もこの方に対して「なぜ立っているのか?」と言う質問も労わりもなかったそうなのです。
積極的に自分から仕事を振ってもらえるように、質問をしたり、参加しようとしたりしましたが、「今立て込んでるから待ってて」「何とかさんに聞いてみて」「その辺の○○をやっておいて」とKさんが居ても居なくても良いような対応が続きました。
Kさんは入社1ヶ月過ぎてもろくな指示も仰げず、やる気の持って行き所がわからなくなってしまいました。
そうこうしているうちに、テレビ局へ派遣(出向)されることになったのですが・・・。
入社3ヶ月ほど経っているのに何にも出来ていない自分に自信が持てず、いきなりまたゼロからの人間関係で頼れる人も見付からず、とうとう限界がきてしまいました。
先輩達がみんな忙しいのはわかりますが、せっかく入った新人を気に掛けてあげるのも仕事の1つではないでしょうか?
ちょっとネット検索すれば、新人が放置プレーで不満と寂しさを持って辞める話はいくらでも出てきます。
ただでさえ人材不足の業界で、「辞めさせない」「育てる」は最重要課題となりつつあります。
すぐ辞めてしまう新人ばかりを責めず、会社側でも考える必要はあるようですね。
≪石川かおり≫