部下は徹底的に可愛がれ!? 「仕事は見て覚えるもの」「自分がやった方が早い」はもはや病!

2014年3月3日

入塾待ち3,000人!超人気塾「花まる学習会」代表の新刊

『部下は徹底的に可愛がれ! 花まる流! 稼げる部下の育て方』

book

本の帯には「普通の人・困った人も必ず育つ」と書かれていました。
採用後の新人教育の悩みは、どこの会社でも多かれ少なかれ抱えています。
私もクライアントから相談を受けることが頻繁にあります。
これはもう手に取らないわけにはいきません。

この本は多忙なマスコミ業界でも起こりがちな、
「忙しすぎて部下にかまっていられない」にも触れています。

「自分でやった方が早い」とドヤ顔で言う人がいますが、
別のある本ではこういう人のことを“孤独な成功者”と称していました。

部下が育たない原因はこんな上司や先輩にあるのかも知れません。

『部下は徹底的に可愛がれ!・・・』ではまずこのような言葉から始まります。

「部下を可愛がることが、あなたのはじめの仕事です」

そう、ゆとりだなんだと新入社員を非難する前に、
上司は自分の仕事(部下の教育)に向き合っているのでしょうか?

★稼げる部下を育てる5つの基本★

〔その1〕言葉にする力を伸ばす
「言葉にすること」は「自分の頭で考えること」

〔その2〕可愛がられる力を教え込む
「優秀さ」は捨てさせよ「バカ」になれ

〔その3〕想い浮かべる力を鍛える
文章にすることで「想い浮かべる力」を鍛える

〔その4〕会社の常識、文化を徹底する
部下の「居場所」は自分でつくらせる

〔その5〕日々やる、習慣化する
基本がやり切れているかどうかが組織のレベルを決める

この本の中では「可愛がられる力」という言葉がたくさん出てきます。
2014年2月27日のブログ『尊敬出来る先輩と出会えるのは自分次第!『可愛がられ力』で居心地の良い職場だって作れる!』でも書きましたが、
先輩や上司に可愛がられるだけで仕事もスムーズに行くのです。
可愛げのある人は、ちょっと失敗してしまったとしても、なぜか許される!?

「部下を徹底的に可愛がる」と言っても、
甘やかすことではありません。
むしろ上記のような基本を叩きこむわけですから、
上司も部下も楽ではありません。

上司が部下自身に「可愛がられる経験」を積ませることにより、
「可愛がられる力」が身に付き、
「この人を応援したい」「協力したい」と周りに思わせるような社員を育てようということなのです。

「仕事は自分で覚えるもの」世代の上司の皆様には拒否反応があるかも知れませんが、
「上司の仕事は部下を育てること」。。。“覚悟”が必要とのことです。。。

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石川かおり

 

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